テーピング基本の【き】テーピングの種類とテクニック5選!

どうも!コスプレメイクアップアーティスト、綴喜明日香です。
コスプレメイクを専門に、コスプレメイクのレッスンや、撮影時のメイクの施術を行っています。

さて、普段メイクとコスプレメイクの一番の違い。
それは、テーピングだ!といっても過言ではありません。
普段顔にテープを貼っている人なんて普通見ませんもんね!たまに絆創膏貼っているやんちゃな方はおりますけども。

メイクレッスンを行っていても、テーピングに関しての質問はやはり多いです。
そこで、皆さんの疑問にお答えすべく、テーピングの方法や種類について、一挙にご紹介させていただきます!
初心者さんから玄人さんまで必見です!

テーピングのメリット

「そもそもなんでテーピングなんてするの??」というお話からさせていただきましょう。

普通、メイクというものは、いかに基のお顔を綺麗に見せるかという技術です。基のお顔の作りありきと言えます。
一方コスプレは、2次元キャラだったり、芸能人だったり、自分の顔の作りと全く違う形を作り出すものです。
普通にメイクしてしまうと、どうしても基のお顔が強く出てしまって、あまり似せられないことも多いです。

それならもう物理的に顔の形を変えてしまおう!」というのがテーピングという技術です。
テーピングがあれば、輪郭、目の形、しわ消しまで物理で自由自在!
覚えておいて絶対に損がないテクニックです!

テーピングテクニック

私自身の顔を利用して説明していきます。

撮影はリングライトを使用し、iPhone8のインカメで行っています。

顔の形は比較的スッキリしていますが、エラが張っています。
目は重たい奥二重、もしくは一重。
カラコンだけ入れています。
眉毛は全剃りです。

テーピングはわかりやすいように白いものを使用していきます。

さて、これがどこまで変わるでしょうか!

輪郭をシャープにする

人の輪郭は千差万別。ただ、理想的な輪郭というのは「逆卵型」と定義されています。
アニメや漫画のキャラクターならさらにシャープなのが理想…。
そんな理想を叶えてくれるテーピングをご紹介!

それがこちら。

耳の下あたりからぐぐっと頭上にもっていく方法。

これだけでこんなに左右差が生まれます。

右がテーピングあり。左がテーピングなし。
こちらはほとんどのコスプレイヤーさんが行っているもの。
「頬のお肉が気になる…」
「元が丸顔で…」
などのお悩みを抱えている方にはダイレクトで効きます!

ほうれい線を消す

2次元キャラには基本的に存在しない概念。それが、ほうれい線!!
鼻横から口元にかけてのしわのことを言います。
元々目立ちやすい人もいますが、目立たない人でも歳を重ねると自然と出てきてしまう厄介な代物…。
このしわが目立つだけで一気に老け込んで見えてしまうのです…。

そんなほうれい線に効くのがこちらのテーピング!

頬のぎりぎり外側から耳の下を通って後ろまでぐぐっと引っ張ります。

その結果正面からみたのがこちら。

口元に注目です!
右側は口元のしわが消え、口角が上がっています。

こちらもベーシックなものです。
とりあえずレパートリーに入れておくと安心です。

つり目を作る

次に目の形を変えるテーピングをしていきます。
下準備としてアイテープで二重を作りました。

使用したのはプリュドール ナチュラル

目の形を物理的に変えていきます。
実はすっごく簡単。

こめかみのあたりから後ろにぐっと持っていきます。

私の元の目は比較的平行です。

今回はあまり強く引っ張りませんでしたが、細目な男装ならもっとぐっと引っ張っても大丈夫です。

垂れ目を作る

反対側は垂れ目にしていきましょう。
ウィッグで隠れるだろう位置を意識して、ぎりぎりのところから貼り、耳の下を通します。

もっと目に近い方が垂れますが、そこまでいくとテーピングがあからさまに見えてしまうので我慢…。

前から比べるとこんな感じ。

右がつり目、左が垂れ目です。

メイク後の比較

つり目メイク、垂れ目メイク男装風を行って、ウィッグを被ってみました。

<タップして拡大>
眉の位置も上め、下げめでコントロールしています。

でか目の作り方

お次は女子キャラで使えるテクニック。
立幅のある大きな目を作ります。
それが、このテーピング。

目元のメイクはそのままですが、目の大きさの違いは一目瞭然です。
単純に、目を開くために固定しただけ。
なのにこんなに変わるんです。

メイク後の比較

今度はでか目にあわせて女子キャラに近いメイクをしてみました。
基本のアイラインは同じです。

<タップして拡大>
眉の位置も上め、下げめでコントロールしています。

これでつけまつげをつけると、さらにぱっちりお目目になります!

おススメコスプレメイク用テーピング

アシストウィッグ リフトアップテープ

まさにコスプレ用!これさえあれば…!という代物。
長いテープがひと巻きにされているので、必要な長さをはさみで切り取り、剥離紙を剥がしながらつけていくものです。

メリット
コスプレに特化しているので、肌に優しい
しっかり皮膚を持ち上げてくれる
撮影時に目立たない
デメリット
剥離紙を剥がしてから貼りにくい
使用時にはさみが必要
金額がお高め

ホワイトテープ ベージュ

言わずと知れたニチバンのテープ。
元々はガーゼを固定したり、傷をふさいだりする医療用のテープです。
紙のような素材で、剥離紙のないタイプ。
手で簡単に切れます。

メリット
肌に優しい
はさみがいらない
お手頃価格
写真でもあまり目立たない
デメリット
幅が細い
汗に弱い

防水フィルム

こちらではニチバンのものをリンクさせていただきましたが、トップバリュを始め、様々な会社が出しています。
透明なので、なにより目立たない!
伸縮性も抜群です。

メリット
撮影時に目立たない
幅のバリエーションが豊富
伸縮性があるので、肌を持ち上げやすい
デメリット
剥がすときに皮膚を傷つけやすい
剥離紙を剥がした後つけにくい
はさみが必要

テーピングの選び方

なによりもまず、お肌との相性を優先してください。
お顔の皮膚は身体よりもかなり敏感です。
本来ならテープを貼るような場所ではありません。
そんな場所に長時間テープを貼ることになるので、まずは試しに貼ってみて、剥がしたときに水膨れができたり、皮膚の薄皮を一緒に剥がしたりしないか確認してください。

持っていると便利

テーピングとセットで持っているととっても便利なアイテムをご紹介します。

剥がすの助け隊

アシストウィッグから出ている、テーピングを剥がすとき専用のはがし液。

使い方はこんな感じ

テーピングの上からコロコロ。
液体が出てくるので、よく馴染ませて、ゆっくり剥がします。

これでお肌を傷つける確率がぐんと下がります。

キズパワーパッド スポットタイプ

メイクポーチに5枚は入れておきたい…!!
万が一皮膚を傷つけてしまい、はがれてしまったとき、これが一番目立たず、治りが早いです。
とにかく「いたっ!!」となったら間髪入れず貼ってください!

多めに持っておけば、いざという時ご友人にも渡してあげられます。

まとめ

基本的なテーピングの方法とテーピングの種類についてご紹介させていただきました。
それでも人によってお顔は変わってきますし、なりたいキャラクターによって必要なテーピングも変わってきます。
テーピングとお肌の相性を確かめるのも兼ねて、何度か練習してみることをおすすめします。

この他にもテーピングを使った、呪術廻戦 虎杖悠仁メイク方法も詳しく説明しているので併せて見てみてください。

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