コスプレ活動をしていると嫌な思いをしたり怖い目に合うことも残念ながらあります。
一般的にコスプレが浸透してきたので、情報もどんどん表に出てきて危険性が少なくなってきたという話しも聞きますが、未だにコスプレあるあるネタとして話しに上がるほど日常的に起こってることもあります。
そんな時コスプレイヤーの皆さんはどうやって回避しているのでしょうか。
今回はコスプレ歴の長いMさんとYさんに危険回避術についてお聞きしました。
楽しくコスプレ活動をする為にも自衛の術を身につけましょう!
よくある!?ローアングル
Mさん:これは良くあるよね。
Yさん:あるある。でも最初にNGなことはしっかり伝えれば大丈夫だよね。
Mさん:そうそう。怒った感じじゃなくて「すみません、そういう撮影私はしていないんで。(ニコ)」って言えば大体止めてくれる。
Yさん:コスプレイヤーさんによってOKな範囲が違うから、カメラマンさんだって他のコスプレイヤーさんにOKと言われたから大丈夫かなって悪気はないこともあるんだと思う。
Mさん:あとSNSで際どい自撮りあげてるの見て「あ、いいんだ!」って思ってるのかも。
Yさん:自撮りでは良くても他の人に撮られるのはダメってコスプレイヤーさんもいるし、そこら辺は伝えたらいいと思う。
コスプレイヤー側もSNSで上げている写真で誤解されることもあるってことは気にした方がいいのかも。
Mさん:笑顔ではっきりと「ローアングルは止めてください。」とか「際どいポージングは出来ないので、すみません。」って言いましょう!笑
Yさん:あと我慢は絶対ダメ。いくら露出対策をしていても、嫌なポージングやアングルに耐えて撮られていたら撮影もコスプレもそのうち嫌いになっちゃう。
Mさん:自分で言えなさそうっていう人は友達と参加して守ってもらうとかもいいかもしれないけど…今後もコスプレ続けていくのなら嫌なことは直接伝えられるようになる方がいいかな。
Mさん:そういうのは今までになかったかな。
Yさん:ちゃんと伝えると意外とないのかも!
Mさん:そうかも。嫌なのに言えなくて、でも頑張って小声で言ってみた。とか思わずムっとして怒り気味に「止めてください!!!」とか言っちゃうと反感かうこともあるのかもね。
Yさん:Mちゃんがさっき言ってた“笑顔で”って重要だよね。
Mさん:そうそう、笑顔は正義!
DMで際どい画像が送られてくる!?
Mさん:そういうのは「お、目立つようになってきたのかな!」って嬉しくなっちゃうかも。いや嬉しくないか。笑
Yさん:色々な人がいるからね。痴漢みたいな画像が送られてきたり、文句のメッセージ大量に送られてきたりあるよね。
Mさん:痴漢みたいな画像とか、叩かれたりとか、怒られたりとかは基本的に自分に謝ることがあったら謝って後は無視するしかないかも。
Yさん:うん。そういう人はファンじゃないから、見なかったことにするのが一番だよね。
Mさん:アンチが出てきたってことは“人の目に触れるようになってきたんだな”と喜んで、エネルギーは本当に応援してくれるファンの方へ向けた方が得じゃないですか!
Yさん:人気がある友達と一緒に撮影したり、プライベートで遊びに行ったりした時に「なんでアンタが!?」って脅迫まがいなDMが来たこともあった。
Mさん:あと逆に小さなイベントで“あなたが目立ってたことが気に入らなかった”って理由で他のコスプレイヤーさんに変な噂流されたとかも良く聞くよね。
Yさん:あ、それはあるあるだね…。
Mさん:そういうこともコスプレイヤーやっていれば誰でも何回かはあると思るとおもうけど…これもやっぱり気にしないで無視が一番だよね?
Yさん:うん。気にしてるとメンタルがもたない。笑
Mさん:そうそう。時間がもったいないじゃないですか、他にやりたいこと沢山あるんでね。笑
Yさん:とにかく「全員に好かれるなんてこと絶対にない!」っていつも思ってし「仲良くなったからって永遠に好かれたままとも限らない!」って思ってる。笑
Mさん:そうそう。好かれることがあったってことは、たまには嫌われることもあるんですよ。
Yさん:コスプレを楽しく続けていく秘訣は「来る者大歓迎、去る者追わず」だと思ってる!
Mさん:沢山の人が自分の作品を見てくれたり喜んでくれたら嬉しいから、そこを目指していると段々フォロワー数伸ばしたいなとか減らしたくないなとか思うんだけどね。
Yさん:そうなの!その為に色々と努力していると批判も悲しいし、去っていく人を追っかけたくなっちゃうこともあるんだよ。
Mさん:そこは「私はコスプレが好きでやってる!」とか「自分、媚びるな!」とか心の中で呪文みたいに唱えて落ち着かせてる。笑
Yさん:自分のこと嫌いな人のことは「ごめんね、さようなら」で、後は自分のことを大切に思ってくれる人を大事にしていくことをオススメします!
個撮は危険がいっぱい!?
Yさん:イベント会場で全く知らない人に1日中後ろをついて回られちゃったり、ボードも用意してないし名刺も渡してないのに特定されてメッセージもらったり、怖いなって思うこともたまにはあるかな。
Mさん:実害が出ないことが一番だから、イベントとかで怖いなと感じることがあったら即人気の多い所へ逃げましょうね!
Yさん:基本中の基本だけどSNSで個人情報は絶対公開しちゃだめだし、特定出来るようなことにも気を付けないとだよね。
Mさん:取り敢えず一番気をつけて欲しいのは個撮かな。
Mさん:自分の周りにはいないけど聞きますよ。こんなに長い間どうして減らないんだろって不思議なくらい。
Yさん:だいたい悲しいことに初心者の子がトラブルに合っちゃってる気がする…。
Mさん:個撮は危険性がある!ということをちゃんと知っておくことが一番大事。
1対1っていうのはスタッフさんがいて周りにも沢山他のコスプレイヤーさんもカメラマンさんもいるイベントとは全く違う。
Yさん:イベント行ったり友達とスタジオ撮影したりしてて慣れてきた頃に個撮誘われると嬉しい気持ちは分かるんだけど、全然別物だからね。
Mさん:イベントだったら元々ルールも決まってるし、変な様子にスタッフさんが気付いて注意してくれることもあるし、何より怖いと感じて大声出せば周りに沢山の目があるから何とかなるけど、個撮だとそうはいかない。
Yさん:自分の身は自分で守らなきゃいけないよね。
Mさん:最初から主導権は女の子が持ってないと!
Yさん:撮影場所とか衣装とか事前に決めておく方が絶対にいい。
Mさん:そうなの。カメラマンさんに「お任せします」なんて言ってて当日ラブホって分かってからじゃ遅い!
Yさん:そうやって隙きを見せちゃうと「今から場所は変更出来ない。今日の為に高い機材買ったのにどうしてくれるんだ!」とか言われちゃいますよね。
Mさん:衣装もだよね。
Yさん:初心者さんは衣装用意しますなんて言われたら「え、買ってくれるの!?」って嬉しくなっちゃうかもしれないけど、キャラクターは聞いていた通りでも物凄い露出の高い衣装かもしれないよね。
Mさん:お任せして買ってきてもらってから断るのは勇気もいるし、トラブルの元になっちゃうから事前に決めることは決めたり確認したりすることは大切!
Yさん:撮影始まってからもポージングとか嫌なことお願いされても断れないとね。
Mさん:最初の話しじゃないけど、1対1の方が言いにくいこともあるから、それはちゃんと言えない子だと絶対に厳しいと思う。
Yさん:移動もね、気を付けないと。
Mさん:そうそう、当然だけど車には乗らないで。
「どこ行くんですか?降ろしてください」って言っているうちに勝手に何処だかも分からない自宅に連れて行かれちゃった…なんてことになったら大変だもんね。
Yさん:あと同じカメラマンさんとの個撮で数回目も気を付けた方がいいかも。
数回安全だったからって次も安全な保証はありませんよ!
Mさん:なんかネットにも沢山情報があるのに減らないのは何でなんだろ?本当は減ってるのかな??
Yさん:逆にSNSとかで個撮って良く目にするから安全なものだと思って調べないのかな?
個撮で危険な目に合うって初心者の人に多い気がする…。
Mさん:それって隙きがあって狙われやすいからだよね。
Yさん:どんな危険な事があっても自衛出来るっていう確信がない人には個撮は早いかも。
Mさん:個撮でのトラブルは本当に昔から聞くし、今でも絶えず聞く話しなので気をつけましょうね。
まとめ
クローズドな空間で友達とコスプレを楽しんでいるだけなら安全なのかもしれませんが、SNSで作品をアップしたりイベントに参加したりオープンにしていくとトラブルも避けては通れないのかもしれません。
また事務所所属の方やベテランのコスプレイヤーさんにはトラブルが少ないのは隙きがあまりないことも一因でしょう。
もちろん大抵のファンの方、カメラマンさん、コスプレイヤーさんは良い人で、コスプレを通してそういった人との繋がりが生まれ、作品や思い出が出来ていくことが大きなコスプレの魅力でもあります。
ただこの世の中には様々な人がいることも確かなので、危険性も知った上でリスクヘッジを視野に入れて楽しめるといいですね。