今回は『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁にクローズアップしてメイク方法の全工程をご紹介!
他のキャラクターにも応用できるテクニックが潜んでいるはずなので、最後までお見逃しなく!
コスプレイヤー兼メイクアップアーティストの綴喜明日香です。
前回こちらで『目指せ呪術師!『呪術廻戦』虎杖、伏黒、釘崎、五条のコスプレメイク法とカラコン紹介』を書かせていただきました。
なんとこの記事が好評だったと…!
『呪術廻戦』、やっぱり気になりますよね!皆さんありがとうございます。
しかし、こちらでご紹介したのはアイメイクのみ。
やっぱりベースメイクから知りたいところだと思います。
すっぴんステータス
- 輪郭はホームベース型(エラが張っていて野球のホームベースのような形)
- ニキビができにくい乾燥肌
- 頬に赤みが出やすい
- 重たい一重。二重を作っても基本奥二重に変身する(なぜかこの日は片目が奥二重)
- 小鼻が大きい
- 唇が大きくて主張が激しい
- 眉毛は全剃り
ベースメイク
カラコンの装着
今回使用したのはアシストウィッグのマインカラー、ルシスヘーゼル。
虎杖は瞳が大きくなく、どちらかというと三白眼寄りです。
そのため、目の大きさを強調しないフチなしのカラコンを選びました。
テーピング
輪郭修正のため、ベーシックに両サイドを吊り上げました。
使用したテーピングはこちら。
【テープのみ】768円(税込)、【ケース付き】988円(税込)
虎杖は短髪なので、テーピングの位置に注意が必要。
こちらのテープは透明なので目立ちません。
横から見るとこんな感じ。
上に吊り上げることで、輪郭をシャープに持っていきます。
どうしてもテーピングがうまくできない方は、『テーピング基本の【き】テーピングの種類とテクニック5選!』で注意点やテクニックについて紹介しているので、テーピングをする前に読んで見てください。
アイテープ
今回はこちらのテープを使用しました。
虎杖は男子にしては目が大きめ。
なので、なるべく目を大きくするべく、アイテープで丸目を目指していきます。
こちらのテープは目立ちにくく、メイクが乗りやすいうえ、重たい一重さんでもしっかり瞼を持ち上げてくれます。
ノーズテープ
ノーズテープはこちら。
私の場合は4か所止めます。
まずは鼻を小さくするべく、鼻翼の一番外側にテープを止め、鼻の穴の中にしまいます。
これだけだと鼻の形までは整わないので、更に鼻の頭の方にも貼り、鼻の穴へしまいます。
化粧下地
今回使用したのはこちら。
屋外での撮影のことも考え、日焼け止め効果のあるものを使用。
少々トーンアップするのと、美容成分が含まれているプロもイチオシの一品です。
ムラのないように薄くきれいに伸ばします。
その時、アイテープやノーズテープが剥がれないように注意してください!
ファンデーション
今回はリキッドファンデーションを使用しています。
アンリサンクのリキッドファンデーションHは、伸びが良く、ブレンドして色味を調節するのにも最適なため愛用しています。
Tゾーンや、表情の動きで崩れやすくなる目元、口元は薄めに。
その他の部分はムラなく均等に伸ばします。
シェーディング
理想はちょっと面長な逆卵型。
私の場合はとにかくエラが邪魔なのと、おでこが広いので、その部分に影を入れていきます。
横から見るとこんな感じ。
シェーディング自体はアンリサンクのパレットを使い、トープとグレーを混ぜています。
ただ結構お高めのパレットですので、プチプラでの代用も可能です。
おすすめはこちらです。
カラーはご自分のお肌に合わせていただけると他のキャラにも活用できるかと思います。
一緒にノーズシャドウも入れていきます。
目と鼻の間のくぼみ→アイホール→鼻筋の順番に、ブラシもしくは薬指で影を入れていきます。
コンシーラー
リキッドタイプのコンシーラーで眉毛に別れを告げます。
使っているのはこちら。
私の場合は全剃りなので、コンシーラーだけで大体消すことができます。
フェイスパウダー
全体に大きめのブラシで均等にのせていきます。
私が使っているのはアンリサンクのフェイスパウダーH。
他のクリアパウダーでももちろん大丈夫です。
紫外線を予防したり、埃が顔に付着するのを防いだり、メイク崩れを防止してくれます。
アイメイク
リキッドアイライナー
目尻側からまつげの隙間を埋めていきます。
その後大まかな形を作っていくのですが、目尻の位置から決めてしまうと楽です。
少々本来の目より大きめに、はみだすようにしてから少しはねさせます。
瞳の上のラインは太めに、目が縦に大きく見えるように作ります。
目頭切開ラインも水平にというよりも少々下に引くことで、丸目を演出します。
下ライン
目の下のラインはブラウンのリキッドアイライナーで引いて行きます。
私の場合は平行な細目なので、自分の下瞼よりもオーバーに引くことで目を大きく見せます。
ダブルライン
ブラウンのリキッドアイライナーで目頭側だけ1㎝ほど引きます。
原作絵でもちょっとしか引いていないので、なるべく原作に忠実な形を目指します。
宿儺の痕
ブラウンのリキッドアイライナーで宿儺の目の位置に線を引いて行きます。
ダブルラインと同じような感覚です。
アイシャドウ
ブラウンのアイシャドウで目尻側、目頭側からグラデーションを入れていきます。
筆がベストですが、チップや指でもできます。
上手くグラデーションが出せない場合は、綿棒で細かくぼかしてみましょう。
涙袋の部分にも暗めのブラウンを入れ、ダブルラインもブラウンでなぞって立体感を出します。
アイブロウ
ガイドの作成
小鼻の延長線上に眉頭、目尻の上あたりに眉山を取るように描いていきます。
本来であれば眉山は瞳の上だったり、ちょっと外だったりするのですが、原作の虎杖は短くてちょっと特徴的な上がり眉をしているので、そこを目指します。
眉を繋げる
眉頭と眉山を繋げます。
そのままだと眉の太さの強弱がないので、眉頭が太くなるように調整していきます。
眉尻はちょっと下げて。
眉の長さが長くなり過ぎないように注意してください。
リップメイク
コンシーラー
コンシーラーでリップをつぶします。
必ずその前に薬用リップクリームを塗ってください!
塗らないままコンシーラーをつけると、びっくりするほど荒れます。
リップ
男の子なので、厚くなり過ぎないように薄めの唇を作っていきます。
元々がボリューミーなので、ちょっと濃いピンクを使うことで、元からある形を見せないようにし、薄くカモフラージュしていきます。
完成
こちらが無加工。
こちらがユーライクというアプリでフィルターをかけたものです。
スマホで何でも出来るようになってきている昨今。 コスプレイベントや撮影に出かけたら、本格的なカメラでの撮影の合間にコスプレイヤー同士でオフショットを撮ったり、カメラのWi-Fi機能で撮った写真をすぐにスマホに送ったりといった場面が必ずと言[…]
まとめ
今回は主にベースメイクに重点を置いて解説させていただきました。
ここからさらにウィッグや衣装を着用することで、かなり完成度が上がってきます。
ウィッグの色味やボリュームにあわせて、つけまつげをつけてみたり、カラコンを変えてみたりするのも面白いと思います。
今回はあくまで「私の顔にあった」メイクをご紹介させていただきました。
輪郭も目の形も十人十色。
まずは「自分の顔がどういう形なのか」、「肌の色が明るい・暗いのか」、「目の形がどういう形なのか」という基本的なところを抑え、キャラクターと比較してみるといいでしょう。
皆さんのお顔に合ったメイクが見つかりますように!