スタイリッシュでオシャレなカネコアツシ『デスコ』の世界

皆さんは「カネコアツシ(Twitter:@kaneko_atsushi_)」という漫画家をご存じでしょうか?
筆ペンを使ったアメコミのような独特の絵柄が特徴で、どの作品も非常にオシャレでスタイリッシュです!
カネコアツシさん自身、漫画を中心に活動していますが他にもイラストやCDジャケットのデザインなどビジュアル面に特化した仕事も多くされているので、カネコアツシさんの漫画はロケに出て作品づくりにこだわりたいコスプレイヤーさんにとてもオススメしたい作品なんです。

今回はカネコアツシ作品の中でも特にビジュアル面が洗練された作品『デスコ』を中心にご紹介したいと思います!

あらすじ

<クリックするとAmazon商品ページへ飛びます>「ギルド」という組織から仕事を依頼される「リーパー(死神)」と呼ばれる殺し屋たちの物語。
主人公の少女「デスこ」は、リーパーのたちの中でも一目置かれる凄腕の殺し屋。
彼女は「マダムM」と呼ばれる太った女性の城で暮らしている。
マダムMもかつては有能な美貌のリーパーだったが、あるトラウマがキッカケで酷く肥えた姿に変貌してしまった。
デスこには殺し以外の能力は無く、マダムMに生活の全てを世話されているが、それはマダムMから依頼された「マダムMの殺害」という仕事をこなすための対価だった。
しかしデスこは、ギルドから来る依頼をこなしつつもただ自堕落な生活を送る日々。
果たしてデスこは、いつ「マダムMの殺害」を行うのか…?

白黒でまとめられたスタイリッシュなビジュアルがかっこいい!

<クリックするとAmazon商品ページへ飛びます>白黒でまとめられたスタイリッシュなビジュアルがかっこいい!
デスコの単行本の表紙は全巻白黒です。
これが本棚に並んでいると非常にかっこいいんです!
また、主人公「デスこ」のビジュアルも白と黒の二色になっています。
おかっぱに切られた髪は向かって右が白、向かって左が黒の半々でツートンカラーになっており、服装はワンピース、フード付きポンチョなど何パターンかあるのですが必ず黒
そして、リーパーとして仕事をこなす時は白塗りに目の周りをパンダの様に黒く塗り、唇にも黒リップを塗ったドクロのようなメイクをします。
また、真っ黒い色の風船ガムを噛んでいたり、真っ黒い風船を手に持っていたり、黒い蝙蝠を連れていたり、周りの持ち物も全てが黒。

そんな白黒のビジュアルをしたデスこのコスプレをするとしたら、作中に出てくる殺しの現場のような廃墟スタジオで撮った写真をモノクロ加工も良いですし、白ホリのスタジオで小道具も全て白か黒で揃えてビジュアルに特化した撮影もやってみたいなぁ…と胸踊る作品だと思います。
衣装が黒一色のワンピースなど非常にシンプルなので、黒地に黒で柄の入った布を使ってみるといったアレンジをしてみても素敵そうですね!

デスこの小道具「ころしどうぐ」が可愛い!

デスこのモノトーンなビジュアルも良いのですが、デスこがリーパーとしての仕事をする時に使う「ころしどうぐ」と呼ばれる武器もとっても可愛いんです!
この道具は全てデスこがマダムMの城で自分で作っているという設定。
ナイフや爆弾などの武器なのですが、殆どが人形を改造して作られているんです。
人形は大体がリビングデッドドールのような洋風のお人形で、人形の首が爆弾になっていたり、人形の首のところがナイフになっていたり…と、毒のある可愛さ!?が特徴です。
デスこ手製の武器という設定なので、テープで留められているのが丸見えだったり、チープな感じが表に出ている方が雰囲気が近くなるので、作るのは比較的簡単そうです。
100円ショップで似ているお人形と武器系のおもちゃを買ってきて(残酷ですが…!)バラしてくっつけ少し汚しをかけたらかなり雰囲気が出るのではないでしょうか!

ポップアートのようなカネコアツシの世界観

『デスコ』は全体的に白と黒のモノトーンでまとめられたビジュアルですが、カネコアツシさんの他の漫画やイラストはヴィヴィッドな色遣いのものも多いです。
表紙の特徴としては、どの作品も主線の黒+2~4色くらいの色数で、正にアメリカのポップアートのシルクスクリーン印刷の風合いが表現されていてとってもオシャレなんです!
『デスコ』の舞台は比較的日本っぽい部分が多く登場するのですが、『BAMBi』や『R』『Comic?』などの表紙はアメリカンな雰囲気が漂っていて、こうしたヴィヴィッドなビジュアルを写真で再現してみるもの楽しそうですね。
また、漫画の本文の印刷にも非常にこだわっていて、短編集は各話ごとに本文のインクの色が違っていたり、濃い色と薄い色のインクを少しズラして二重に印刷していたりと、一般的な週刊誌などの単行本では到底見たことのないようなオシャレなビジュアルで楽しませてくれるのも特徴です!
こうしたオシャレなイラストが好きな方には、カネコアツシ作品は非常にオススメです。

まとめ

アメコミのような筆ペンの筆致、独特な設定のストーリーといった内容もさることながら、ブックデザインまでこだわり抜かれていて洗練されたビジュアルを見せてくれるカネコアツシ作品。
中でも『デスコ』のストーリーはシンプルでありながらスピード感があり、最初から最後まで痛快にストーリーが進んでいく印象があります。
舞台が日本っぽいというのがまた毒があって素敵なんですよね。
そして、「デスコ」を始めとする個性豊かなリーパーたちのビジュアルも見ていてとても楽しいです。
全7巻で完結しているので、気になった方は是非読んでみてくださいね!

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