いろいろな種類が豊富になったウィッグ。
カラーもスタイルも自在に選べるようになりましたが、キャラクターに合わせて「ウィッグを染めたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか?
【色落ちしないウィッグのコピック(油性ペン)染め方法】で紹介した方法の他にも、ウィッグを染める方法は沢山あります。
キャラクターのよって毛先や根本だけ染めたい、メッシュを入れたい、グラデーションを付けて染めたい…などありますね。 そんな時、自分で簡単にそして安価で染めることが出来る、それが今回紹介するコピック染めです。 何よりのメリットはコピックは3[…]
コピックや油性ペンよりも広範囲を簡単に染めることが出来ますし、明るい髪色のウィッグを黒に染めることもできます!
ベストカラーとは
ポリエステルの布用の液体染料です。
布用なので、Amazonなどの通販以外でも、手芸店などで手軽に買うことができます。
CLASSE(クラッセ)(公式サイトはこちら)でも取り扱いがあるので、他に何か買う時に一緒に買ってもいいですね。
13色展開で770円。
他にベストカラーは綿・麻・レーヨン用もあるので、間違わないようにしましょう。
ベストカラーとは
まず、今回ご紹介するベストカラーのおすすめポイントと共にデメリットも確認してみましょう。
■メリット
コスパがいい
広範囲を色ムラ少なく染めやすい
色落ちが少ない
手軽で自然に仕上がる
■デメリット
お酢を使うので、匂いがきになる
全体を染める場合、毛以外の頭皮の部分も染まってしまう
カラー数が少なく、元の色によって仕上がりの色が予想しにくい
ベストカラーの良いところは、広範囲を綺麗に染められるところですね。
逆に仕上がりの色が予想しにくい点はデメリットなので、カットした部分や似たような色の不要なウィッグで確認すると失敗しません。
ウィッグの染め方
用意するもの
ウィッグ
お酢 60ml(半量の場合:30ml)
お湯
鍋
菜箸やトングなど
ゴム手袋
タオル
ヘアアイロン・ドライヤー
ベストカラーやお酢などの分量は、ウィッグを入れられるのであれば半量にすると2回染めることができます。
染料は混ぜて理想の色にするなど、今後もウィッグを染める機会があるなら残しておくと便利ですよ。
お酢はすし酢などは使えないので、普通のお酢を用意してください。
染める容器は鍋でなく、バケツでもいいのですが、温度が下がった場合バケツだと温め直すことができません…。
また、あまり小さいとウィッグ全体に染料が行き渡りにくく、色ムラができやすくなってしまいます…。
ウィッグを柔軟剤につけてお手入れする時などにも使えるので、1つ大きめ鍋をウィッグ用に用意しておくと便利です!
菜箸やトングは割り箸でもいいのですが、毛と絡まるとグチャグチャになってしまうので、100均などで買った方がやりやすいですよ。
また、染料が残ってしまう場合があるので、鍋やバケツ・菜箸などはウィッグ染専用にした方がいいですね。
ゴム手袋も手に染料がついて取れなくなってしまうので、付けたほうがいいです。
髪染め用やキッチン・医療用など、ビニール製の手袋なら何でも良いのですが、薄手でフィットするものだと作業効率がグンと上がります。
ショーワグローブの極薄ゴム手袋はパウダーが付いていなくてフィット感がとても良いのでオススメです。
ウィッグの染め方
1.説明書を一通り読む
ウィッグを染めることには関係ないことも含まれていますが、説明書はとても重要!
綺麗に染めるためには、一通り一度はきちんと読みましょう。
2.70~90度のお湯を用意する
ウィッグが十分浸る量のお湯を用意します。
温度は高い程、早く濃く染まるので希望の濃さに合わせて用意します。
ウィッグの耐熱温度も確認して、ウィッグが傷まない範囲の70〜90度くらいがいいでしょう。
ただいちいち温度を測るのも面倒なので、一度沸騰させて火を止め、染料を入れたりしていると90度くらいになるので、後は染める時間で濃さを調整するのがやりやすいのでおすすめです。
3.お湯に染料とお酢を入れる
ベストカラーを良く振ってから、お酢と一緒にお湯に入れ混ぜます。
染料は1色でなくて2色・3色と混ぜて希望の色に染めることができます。
混ぜる場合は全部で75g、半量であれば37gになるように調整して混ぜてからお湯に入れましょう。
ベストカラーは液体なので溶けやすいのですが、ムラにならないように全てお湯に入れたら一度よく混ぜておきます。
4.テストで染めてみる
真っ白なウィッグ以外は元の色によって染め上がりの色が変わってきてしまいます。
カットの時に切ったウィッグなどを使ってテストで染めてみましょう。
テストしてみて色が薄いようだったらベストカラーを、濃いようだったら水を足しましょう。
この時に、どの程度の時間で、どのくらい濃くなるのか見ておくといいです。
また色を混ぜている場合も、このテストで調整して理想の色になるか確認します。
このテスト染めがとても大事で、面倒…と思うかもしれませんが、やって損はありません!
この一手間をかけると失敗が格段に減るので、やってみてくださいね。
5.ウィッグを染める
お湯がテストで冷めてしまうので、もう一度沸騰させてからウィッグを入れます。
ウィッグを入れたら、菜箸やトングで優しくウィッグを動かします。
上下もひっくり返してまんべんなく染まるようにしましょう。
中や奥の毛にも染料が行き渡るように、絡まらない程度にやさしく動かしてあげるとムラなく染まります。
6.こまめにチェックする
真っ黒に染める時などは20分くらい漬けておいて問題ありません。
逆に長過ぎるかなと思うくらいの方が真っ黒に染める時はいいですね。
ただ薄く染めたい場合は、どんどん濃く染まっていくので、一気に長時間染めるのではなく、10秒単位くらいで持ち上げて、こまめにチェックしましょう。
地毛と同じように、濡れていると濃く暗く見え、乾くと薄く明るく見えます。
また水で流したり、タオルで拭くと少し染料も落ちるので、理想より少し濃く暗く見える程度に染まったらベストなタイミングです。
染料は全て終わるまで捨てずに、最後に捨てましょう。
少し面倒ではありますが、薄かった場合はもう一度そのままもう一度染めることができるからです。
逆に濃かった場合はなかなか薄くは出来ないので、注意が必要です。
7.ウィッグを洗う
ウィッグをまず絞りましょう。
やさしく雑巾絞りして水気を切ったら、水の中に浸します。
水に染料が出なくなったら、絞ってタオルの上に置き、やさしくタオルで挟んで水気を拭き取ります。
8.ウィッグを乾かす
ドライヤーでしっかりと乾かしましょう。
時間がある場合は自然乾燥でも問題ありません。
9.ウィッグを整える
乾かした直後はバサバサしているので、ブラッシングして整えます。
「ウィッグお手入れ完全マニュアル」で紹介したように、タングルティーザーで毛先から丁寧にブラッシングしていきましょう。
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挟めるくらいの毛束を取って、ヘアアイロンをかけたらブラシでとかします。
これを2・3回繰り返すとサラサラのストレートに整うので完成です!
まとめ
同じタイプの染料でも粉タイプだと溶けにくく、どうしてもムラになりやすくなってしまいます。
その点、このベストカラーは液体なのでウィッグ染め初心者さんにもおすすめの方法。
コピックや油性ペンよりは準備が大掛かりですが、一気に広範囲を染めることが出来るので、やってみると意外と手間がかかりません。
ブロッキングして一部分を染めたり、グラデーションに染めることも出来るのでおすすめです。
コスパもいいので、チャレンジしてみてください!
キャラクターのよって毛先や根本だけ染めたい、メッシュを入れたい、グラデーションを付けて染めたい…などありますね。 そんな時、自分で簡単にそして安価で染めることが出来る、それが今回紹介するコピック染めです。 何よりのメリットはコピックは3[…]