第一回障がい者eスポーツ大会「ePARA2019」の潜入の模様「【乙武洋匡さんがアンバサダーを務める】障がい者e-Sports大会「ePARA 2019」に潜入!」を以前お送りしましたが、今回は動画でご紹介致します。
11月24日にパセラ新宿本店で開催された「ePARA 2019第一回 障がい者e-Sports大会」。今回は大規模な本大会の開催を目指して行われた前哨戦。エキシビジョンマッチはePARA2019アンバサダー乙武洋匡さんを迎えて行われ[…]
ePARA2019はeスポーツを通して、障がい者の方が持っている困難や限界を超える精神力や人を惹きつける魅力を社会へ発信し、雇用の創出や推進に繋げる目的で開かれた大会です。
開会式・インタビュー編
最初の動画では開会式・インタビューの様子を紹介。
開会式はePARA実行委員長の加藤大貴さん・ePARA2019アンバサダー乙武洋匡さん・メインスポンサーSPARK代表取締役の岡村雄一郎さん・車椅子youtuber寺田ユースケさんからご挨拶がありました。
乙武さんが笑いで会場を沸かせ、みなさんの想いが心に響き、とても良い雰囲気の中ePARA2019はスタート。
ぷよぷよエキシビジョンマッチの前に乙武さんにインタビュー
以前ドラクエのデスタムーア、スターウォーズのR2-D2のコスプレをされていた乙武さん。
私達のインタビューにも気さくに答えてくださいました。
「ドラクエ3に一番ハマり、三国志や信長の野望などシュミレーションゲームを中心にプレイしてきました」と伺い、ぷよぷよエキシビジョンマッチへの期待も高まりましたが「ぷよぷよはコントローラーの操作は練習してきたんですけど、連鎖がちょっと分からない」と少々不安の様子。
「ルールを理解した頃終わるかもしれない」と楽しそうに話してくださいました。
コスプレ業界やコスプレイヤーへのイメージについては「ニコ超などでコスプレイヤーさんにお会いする機会が多いんですけど、みなさん凄い楽しそうにされている」「どんなジャンルでも自分が楽しめることを見つけることはいいこと」と言って頂きました。
「またコスプレやりたいと思います。」とおっしゃっていたので、今後どこかのイベントでコスプレした乙武さんにお会いすることが出来るかもしれませんね。
エキシビジョンマッチの後にe-Sportキャスター岸大河さん、ゲームものまね芸人NOモーション星ノこてつ。さんにもインタビューさせて頂きました。
岸さんはエキシビジョンマッチで北海道からオンライン参加された吉成健太郎さんが印象的だったそうです。
吉成健太郎さんは北海道にある八雲病院のベッドの上から寝た状態で参加されました。
岸さんは「寝た状態でもゲームが出来て、オンラインで会場と繋がれるということに感動しました」「eスポーツの決勝大会でも病院からの参加が認められるようになれば、より世界が変わっていくのではないかと思いました」と話してくださいました。
星ノこてつさんは終始モノマネで会場を盛り上げていたので、mi-ya.さんも得意のモノマネを披露。
こてつさんもストリートファイターのエドモンド本田のモノマネをしてくださり、モノマネ共演となりました。
エキシビジョンマッチ・インタビュー編
エキシビジョンマッチでは寡黙に勝ちを目指す乙武さんに対し、寺田ユースケさんは終始叫びながら挑みましたが乙武さんが勝利。
そんな寺田さんにもインタビューさせて頂きました。
エキシビジョンマッチに関しては「何で負けたか分からない」「手足のない乙武さんと手足のある僕がやって負けちゃった」「強いて言うならコントローラーじゃなかった。その関係で脳性麻痺なので脳からの伝達が微妙に遅れたのかな!」と悔しがっていましたが、「ごめんなさい、うそです。完全に敗北です」と完敗宣言。
寺田さんにコスプレについて伺うと「やりたいです!」「車椅子でコスプレされている方っているんですか?」とご興味があるようで、一番やりたいコスプレは「シャア専用車椅子」「アルプスの少女ハイジのクララ」「クララが立ったやります!」と答えてくださいました。寺田さんのシャアとクララ楽しみです。
トーナメント・表彰式編
優勝されたカステラ(たこ焼き味)チームにもトーナメント前にインタビューしていました。
カステラ(たこ焼き味)チームは長崎からの参戦まあくん、大阪からの参戦むぎちゃん、鳥越勝さんの3人。
「今日はもう絶対に優勝してプロゲーマーになります!」と強い意気込み。
鳥越さんはePARAの今後について「大会の目的の一つに雇用促進に繋げるという所があると思うので、障がいがあってもなくてもeスポーツという道に進める選択肢がどんどん出来ていくと良いと思います。」と語ってくださいました。
そんな鳥越さんは鉄拳ロウ風のコスプレに着替えてトーナメントに参戦。
チーム寺田家TVのメンバー、12才で車椅子テニスプレイヤーの橘さんと吉田さんを負かせ絶好調でした。
鳥越さんはチーム寺田家TV大将の寺田ユースケさんに負けてしまいましたが、次のまあくんが勝利を収めカステラ(たこ焼き味)チームの優勝となりました。
表彰式では優勝チームへ賞金とHORI製Portable Gaming Monitor、ペアディナーチケットが贈られました。
各チームの代表の方々の感想は「盛り上がりました。」「障がい者とか健常者とか全然関係なく強いものが勝者だというシンプルさに感動しました。」「次は負かせたい。」「プライベートでもプレイしてみようと思いました。」などなど。
MCを務められていた車椅子インフルエンサー中嶋涼子さんも「手のない乙武さんが寺田くんを負かすところとか、入院中の方が負かすところとか、これがダイバーシティなんだなと肌で感じました。」とおっしゃっていました。
潜入したmi-ya.さんも「小学校の時にやった運動会のあの気持ち。」「1つの画面をみんなが同じ気持ちで観れた気持ちがして感動しました。」とePARAの魅力に惹かれていたようです。
まとめ
この動画のエンディング後には加藤さんが最後に語ってくださったシーンが入っています。
今大会は招待制でしたが、プロを目指しているから是非出たい!と声を上げた方に対してBASE株式会社の方や長崎eスポーツ協会の方など沢山の方が熱い思いに感化されて援助やサポートして下さり参加が実現したこと、解説で来られていたプロゲーマーS.H.O.Wさんが急遽ePARA参加者の方と対戦してくださったことを話したこのシーンは会場の人の胸を打つ場面でした。
ePARA、そしてeスポーツの魅力が詰まった動画となっています。
今後もePARAをコスプレの観点から盛り上げたいと思っていますので、動画やレポートなどお楽しみに。