日本最大級のガレージキットの祭典、ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス・WF)が約2年ぶりに幕張メッセにて2022年2月6日(日)に開催されます。
毎年多くのコスプレイヤーがコスプレエリアに集結しイベントを彩っています。
参加予定のコスプレイヤーさんは下記に詳しい参考方法や注意事項が掲載されているのでお読みください。
コスプレ参加レギュレーション:https://cospatio.com/wfinfo
また下記の記事では、2020年2月に開催されたワンダーフェスティバル2020[冬]のコスプレ参加方法を解説していますので2021[冬]でも参考にしてみてください!
毎年夏と冬の年2回開催されているワンダーフェスティバル(通称ワンフェス・WF)が今年も開かれます。 今回のワンフェス2020冬は2月9日(日)開催。 このワンフェスは日本最大級のガレージキットの祭典で毎回数万人の人が参加するイベントです[…]
主催ご挨拶
ワンダーフェスティバル、久しぶりのリアル開催となりました。最後に幕張メッセにおける「リアル」ワンダーフェスティバル(以下「ワンフェス」)が開催されたのは2020年冬で、リアルでの開催は3回に渡って中止となっておりました。その間にオンラインにて2回ほど開催しましたが、ワンフェス最大の魅力である、造形作品を実際に目の当たりにし、作品からにじみ出る造形作家の想い、感情、情熱を感じ取り、作品の大きさ、彩色技法、ブースのディスプレイを見ること、ディーラーさんとの交流などはできませんでした。
今回の「リアル」ワンフェスは、コロナ禍の中での開催ということで、大きな制約を受けることとなります。入場してまず感じられるのは、密を避けるために広くとられた通路(そのため抽選により参加できなかったディーラーさんもおられたことは誠に申し訳ないと思っております)、また企業ディーラースペースもその多くが出展を縮小あるいは自粛された状況もあり、いつも通りの華やかさには欠けるかも知れません。また、当然ながら最近のワンフェスの勢い、熱量に大きく関わっている海外からの出展者や一般参加者が来場できない状況であり、その面でも物足りないかも知れません。しかし、ワンフェスが開催されなかったこの2年間、造形作家の皆さんの作品づくりにかける時間、エネルギーの凝縮から生み出された作品たちは、きっと多くの人を驚かす素晴らしい造形物になっていることだろうと思います。
会場は今回もただただ広い幕張メッセ8ホールをすべて使用しての開催です。このコロナ禍の中でも、有り難いことに大変多くの出展申し込みがあり、ワンフェスの魅力の1つである巨大なお祭り会場としての空間を形成できることになりました。同種イベント中、最も多くの参加者が一堂に会することはお祭りとしてのワンフェスの重要な要素であります。会場へお越しいただき、熱い造型意欲を持つお気に入りの作家に会う、作品やメーカー限定品を購入する、コスプレを楽しむ、ステージイベントを見る、お祭りの空気感を楽しむため足の向くままウロウロしてみる、などなど本当に幅広い魅力をもつイベントであることは自慢です。
ただ、この原稿を書いている2021年12月から、開催日までに状況がどのように推移しているか予想がつかない状況です。しかし無事開催されることを前提として、準備に全力で取り組んでいるところです。
会場で皆様と一緒に多くの作品を見られることを楽しみにしております。
新型コロナウイルス感染症対策について
ワンダーフェスティバル実行委員会では、イベントの開催にあたり、出展者ならびに一般来場の皆さま、スタッフの安全の確保を最優先に、関係機関および施設と密接な連携を取り、公表されている各種ガイドラインに準拠し、会場では充分なスペースを確保してブース内の密集を避け、各種衛生強化対策を講じた上で、適宜必要な対策を行いながらイベント運営を行ってまいります。
現状、会場である幕張メッセより提示されている
の基準をクリアし、感染状況の変化にも柔軟に対応できるよう、会場と緊密な連携を取っております。
ご出展・ご来場の皆さまには、入場時の検温、マスク並びにフェイスシールドの着用、手指消毒の徹底の他、必要とされる感染対策のご協力をお願いする場合がございます。
詳しくは、別添「WF2022[冬]の感染防止対策に関するお願い」をご覧いただけますと幸いです。
安全にイベントを開催するうえで必要となる施策でございますので、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
また、年末に執り行われたコミックマーケット99での新型コロナウイルス感染対策についての詳細も記事にしているので、イベントに参加される方は参加前に参考までに読んでみてください。
新型コロナウイルスが流行し、やむを得なく中止となった昨年から丁度1年。 コロナ対策を万全にして、2年ぶりに開催された「コミックマーケット99」が2021年12月30日、31日の二日間で開催されました。 例年よりも来場者を制限しての開催で[…]
開催概要詳細
ワンダーフェスティバル 2022[冬] (英文表記の際は“Wonder Festival 2022[Winter]”もしくは“WONDER FESTIVAL 2022[Winter]”)
【開催期日】
2022年2月6日(日曜日) 10:00~17:00
【会 場】
幕張メッセ 国際展示場1〜8ホール(予定)
〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
TEL:043-296-0001(代表)
【一般参加料】
税込3,000円(公式ガイドブック付/小学生以下無料)
【主 催】
ワンダーフェスティバル実行委員会
〒571-0041 大阪府門真市柳町19-3 株式会社海洋堂 内
TEL:06-6909-5660 / FAX:06-6909-0861
【参加ディーラー数】
約1,500ディーラー(プロモーション企業出展含む)
【総参加者数】
20,000人
※「まん延防止等重点措置」適用中により、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を実施し、20,000人を会場内の収容定員(同時に会場内に滞在できる人数の上限)
※ディーラー、スタッフ等含む
※会場の各入退場口にセンサーを設置して会場内の人数を管理し、会場内の滞在者数が上限人数に達した場合は、一時的に入場制限を行わせていただく場合がございます。
過去4開催の実績
‐2018年・夏 52,206人(幕張メッセ国際展示場1〜8ホール)
‐2019年・冬 53,512人(幕張メッセ国際展示場1〜8ホール)
‐2019年・夏 48,537人(幕張メッセ国際展示場1〜8ホール)
‐2020年・冬 48,888人(幕張メッセ国際展示場1〜8ホール)
催事内容(ワンダーフェスティバルの構成要素)
“ガレージキット”の展示・販売
ワンダーフェスティバルのメイン催事です。プロ、アマチュアを問わず、原型製作者独自のイマジネーションとテクニックにより製作された原型を複製、“ガレージキット”として展示・販売し、その作品の出来映えを競います。出展作品数も世界一なら、それらを買い求める人数も世界一。
プロ及びアマチュアのガレージキットメーカーは、この「ハレの日」のために半年以上の時間を費やした力作(新作)を持ち込むことになり、買う側も売る側も、必然的に異常なまでのハイテンションに包まれます。
『ワンダーショウケース』選定アーティストの発表、作品の先行販売
'99年夏より、ワンダーフェスティバルの公式レーベルとして発足した『ワンダーショウケース』、その選定アーティストの作品(ガレージキット)を特設ブースにて販売します。
「参加者の物欲を満たすため、主催者の営利のための販売」ではなく、「ワンダーフェスティバルやガレージキットのあり方を参加者へ問うためのプレゼンテーション」として、ワンダーフェスティバル実行委員会が真摯に取り組むプロジェクトです。
オリジナル造形物の展示・販売
オリジナル創作の造形物の展示・販売。
造形作家や造形工房、そしてそれらを目指す出展者のブースは、彼らにとって、未来への可能性を秘めたプレゼンテーションの場となります。
メーカー(企業)出展
ガレージキット/フィギュアメーカーはもちろん、ゲームメーカー、食玩メーカー等の企業出展者による新製品発表や限定品販売など、本格的な展示小間を組んだプロモーションスペースも出展されます。
生産の相談、造形素材の実演
造形素材メーカー、製品生産メーカー等が、各々の特質を活かしたPRを行い、最新の技術、生産方法や素材を提案します。
コスチュームプレイヤーによるコスプレ
同人誌即売会等で今や、すっかり定着した感のあるコスプレ。同種イベントの中でも、最も規制の少ない環境によって、コスチュームプレイヤー達にとっても存分に表現を発揮できる場となっており、見逃せない要素となっています。
ワンフェス2020年[冬]の企業エリアのコスプレイヤーの模様は下記の記事をチェック!
2020年2月9日(日)幕張メッセにて「ワンダーフェスティバル2020[冬](以下、WF2020冬)」が開催されました。 世界最大規模のガレージキットの祭典として知られ、毎回国内外から多くの方がお目当ての物を求めて来場します。 近年は大[…]
2020年2月9日(日)幕張メッセにて「ワンダーフェスティバル2020[冬](以下、WF2020冬)」が開催されました。 世界最大規模のガレージキットの祭典として知られ、毎回国内外から多くの方がお目当ての物を求めて来場します。 近年は大[…]
――――上記の他にも様々なイベント内企画などによって、「世界最大級の造形の祭典」の名に恥じない空間が生み出されます。
“ガレージキット”、そしてワンダーフェスティバルとは何か?
“ガレージキット”とは、「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をシリコーンゴムで型取りし、レジンキャストと呼ばれる二液混合硬化型のプラスチック樹脂を注型して複製品を作り、その価値を理解・共有することができる仲間だけにごく少量だけ頒布していた手作りの模型」のことを指します。ガレージキットの語源は1960年代にアメリカで流行したガレージロック(自宅のガレージやバックヤードで演奏されるような、荒削りなロックンロール)にあり、「個人のガレージ(作業部屋)から情報(オリジナルモデルの複製品)を発信していく」という意味合いから、ごく自然とこの名称が定着していきました。
1980年代初頭に産声をあげたガレージキットは、金型成形による、工業製品としてのプラスチックモデルでは成し得なかった緻密なモールド(=彫刻表現)の再現性と、原型製作者の思い入れや作家性が見事に反映され、またたく間にマニアたちのあいだに広がっていきました。大手メーカーのマスプロ製品では(主に採算面で)実現不可能だったマイナーなアイテムも、リアルタイムで生産されるようになり、また、「自分自身がメーカーになれる」という高揚感や共犯意識がガレージキットシーンの急速な成長を促した結果、今日では一般的模型店レベルにまで商品が普及しています(創生期に問題とされた生産数の少なさや高価格なども、生産技術の急速な進歩と原材料費のコストダウンにより解消されています)。
こうした状況の中で、プロ、アマチュアを問わず、自分たちが腕によりをかけて製作したキットを持ち寄って展示・販売することにより、自分の造形力を世に問うことを目的としてはじまったのが『ワンダーフェスティバル』です。この日だけしか販売が許可されない既存キャラクターのキット(いわゆる「当日版権」)、一品限りの造形物、各プロディーラーの新製品や限定品などが並ぶのも、当イベントの大きな魅力となっています(アマチュアが発表するキットなどは販売量がごく少量で、この日を逃すと永久に手に入らないものもあります)。さらに、このイベントを支えているのが一般参加者の存在です。開催毎に多少の変動はあるものの、ほぼ安定した動員数を維持し、発足当初は若い世代の模型マニアの中でも、とりわけディープな層がほとんどで、ほぼ全員が男性であったものが、造形物の多様化に伴い、女性、家族連れ、初老の紳士といった、性別・世代的広がりも更に拡大し、「この先の可能性」を感じさせつつあるのが現在の状況と言えます。
この先も、「ガレージキットシーンの最前線」「ガレージキットの聖域(サンクチュアリ)」という根底の部分を見失うことなく、“造形”をテーマとしたバラエティに富む魅力的なイベントとして、ワンダーフェスティバルを発展させていきたいと考える次第です。
公式レーベル『ワンダーショウケース』について
ワンダーフェスティバルのイベント規模拡大と、世間一般からの認知や理解を獲得したことは、ワンダーフェスティバルを運営する側にとっては「痛し痒し」だと言わざるを得ない部分があります。イベントが成長するにつれ、そもそもワンダーフェスティバルのパワーの源であったはずの「ほかの何よりも圧倒的に出来のよい模型であろうとし続ける“ガレージキットスピリッツ(=ガレージキットならではの先鋭的な精神性)”」が薄まりつつあるように感じられるためです。
クオリティを追求するよりも、参加することを楽しみたい━━こういった人たちが増えたおかげで、ワンダーフェスティバルがメジャーになった事実を否定するわけではありません。ただし、会場内にいまだ現存する「圧倒的なものを作りたい、そのことを見ている側にも理解してほしい!」という熱きスピリッツを胸に抱いている人たちが、森の中に隠された木のように埋もれていってしまうのは、悲しすぎやしないだろうか? こうした環境から(逆算的に)発足することとなったのが、『ワンダーショウケース』なるワンダーフェスティバル公式レーベルなのです。
ワンダーショウケースは、ワンダーフェスティバルから生まれた新進ガレージキット作家の育成と繁栄に目的を置くアーティストプロデュースシステムです。平たく言ってしまえば、有能な作家をピックアップして広く紹介していくことにより、その作家にこの先の“可能性”を提供すると同時に、ガレージキットスピリッツの意味やあり方を下の世代にも(細々とでも)継承させていくことを目的としています。
ワンダーショウケースにピックアップされたアーティストたちが、その先どのように変化していくかも気になるところですが(一夜明けたらスーパースターとなる者もいるでしょうし、堅実なプロの造形家を目指す者や、あえてアマチュアに踏みとどまり、ワンダーフェスティバルを拠点として作品を発表し続けていく者もいるでしょう)、ワンダーショウケースの発足がワンダーフェスティバル参加者たち全員にどのような変化をもたらすか、この部分がいちばんのポイントです。また、ワンダーフェスティバルを足掛かりとし、世界(たとえばハリウッド)へ羽ばたいていくクリエイターが出現するのは時間の問題といえます。だからこそ、“モノ(造形物)”だけでワンダーフェスティバルを語るのではなく、“人”という切り口でも眺めてほしい━━ワンダーショウケースにはそうした想いも込められているのです。
入場チケット販売について
入場チケット販売は、以下の日程を予定しております。
※今回のワンダーフェスティバルでは、公式ガイドブックの販売は行っておりません。
一般早割販売
一般入場券(ガイドブック引換券)の販売
オンラインでチケットを購入し、ガイドブックを会場で受け取ることができるチケット
2021年12月27日(月)10:00〜2022年1月26日(水)23:59
【発券開始】
2022年1月29日(土)10:00〜
※1申込5枚までとなります。
※WEBのみの受付となります。
【価格】
3,000円(税込)+システム使用料110円
※入場には、入場チケット兼公式ガイドブックとの引き換えが必要です。
【購入方法】
ローチケ公式サイトまたはローソン及びミニストップ店頭『Loppi』
ローチケでチケット購入の方はこちら
【引換場所】
チケット発券時に「集合時間」と「集合区分」が印字されるので、印字された場所での引き換えになります。
ダイレクトパスの販売について
ダイレクトパスは、一般入場に先がけて優先的に館内に入場することができる「特別整理券」です。
一般販売:1,400枚
【申込期間】
海洋堂VISAカード先行:2022年1月6日(木)正午~1月9日(日)23:59まで
一般販売:2022年1月13日(木)正午~1月16日(日)23:59まで
【価格】
3,000円(税込)+システム使用料220円+発券手数料110円
【申込方法】
ダイレクトパス専用ページにて申し込み
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【抽選結果】
先行販売:1月15日(土)15時ごろ
一般販売:1月22日(土)15時ごろ
※その他、詳細はワンダーフェスティバル公式WEBサイトならびにローチケ公式サイトをご確認ください。
ワンダーフェスティバル2020[冬]の模様を映像化しましたので会場の雰囲気など参考にしてみてください。