カラコンのトラブルと聞いて、“そういうのは知っているけど…怖いから聞きたくない”と思ったコスプレイヤーさんもいるのではないでしょうか!?
実は私も何となく聞いてはいたけど、それなりにケアはしているし、危険性をしっかりと知って怖くなっても使わない訳にはいかないから…と目をそむけていました…。
小学生低学年から目が悪くコンタクトを使用していたのですが、カラコンを付け始めても特に異常がなかったので、ガッツリ安心していたのですが、結果大変なことに!
みなさんもトラブルが出てからでは遅いので、是非簡単な解決法で安全・安心にカラコンを使用してください!
本当に怖い目のトラブル
私の目におきたトラブルは瞼裂斑炎。
“瞼(まぶた)”が“烈(さける)”という漢字が入っているなんとも怖い名前…。
こちらは黒目と白目の境目が盛り上がり、そこにレンズが当たって充血してしまうものでした。
少し目が赤いかなと思ってはいたものの、眼科を受診したのは全く関係ない花粉症の薬をもらいに行った時。
聞いてビックリして取り敢えず治療を始めたのですが、毎日の点眼も回数が多くて面倒だし、コンタクトはしばらく付けられないしと懲り懲りしました。
それでも私の場合は良かった方です。
瞼裂斑炎の他にも角膜に傷がついたり、まぶたの裏にボコボコとしたものが出来てしまう、黒目が白濁してしまうなどなど、失明に繋がる恐れのあるトラブルまであります。
このような情報は皆さん何となく聞いたことがあると思いまし、怖い情報は目を背けたくなるものなので、今回はカラコンの怖さをお伝えするのではなく、簡単なトラブルの解決法をお伝えします!
カーブなど自分に合ったカラコンを選ぶ
これは簡単、眼科を受信すれば自分の目に合うコンタクトを教えてもらえるので解決です。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、毎月毎月通わなければいけない訳ではないので、行きましょう。
眼科受診するだけで失明などのリスクを持つトラブルが防げるのであれば良いですよね。
まずカラコンやコンタクトで、真っ先に合わせなければいけないと思い浮かぶものは度数。
この度数、合っていなくても見えにくいだけでは?と思うかもしれませんが、度数が合っていないと目のピントを調整する箇所が弱まってきてしまい、視力低下や老眼を早めてしまったり、頭痛や吐き気・肩こりなど体調不良も引き起こします。
次に黒目の形=カーブも人によって様々。
カラコンに書いてあるBCとはベースカーブのことで、このBCと自分の目のカーブが合っていないと、装着が安定しなかったり、目に傷をつけてしまいます。
また黒目の直径に合わせることも重要です。
カラコンに書いてあるDIAというのが、この直径を表しています。
カラコンの直径が自分の目と合わないと、外しにくくなり時に目を傷つけますし、目の酸素が不足してしまいがちになるので、この場合も傷をつけやすくなってしまいます。
見栄えを重視して直径の大きなものを選んでしまうと危険なので、自分に合うものの中で最強なカラコンを選ぶか、加工に頼りましょう!
そしてこの目の大きさやカーブは、度数と同じようにずっと同じ訳ではないので、一度分かればずっと同じでいい訳ではないのです…。
しばらく経ったら眼科受診の際に一緒に以前と変化がないか調べてもらいましょう。
装着時間を短縮する
これも簡単!コスプレが終わったらすぐ外す!家に帰ってきたらすぐ外す!と、カラコンを外すクセをつけてしまえばいいのです。
不要になったらすぐ外すことで、カラコンの装着時間を短くすることが出来ます。
装着時間が長いと目の酸素が不足し、角膜に傷がついたり、角膜に血管が入ってしまうことがあります…。
また、クセさえ付けてしまえば、うっかりカラコンを付けたまま寝てしまった!なんてことも防ぐことが出来ますね。
また使用期限も守りましょう!
“ワンデーを1年使っている”なんて話しも聞くことがありますが、その時は大丈夫に思えても後々失明の危険が出てきたら大変です。
ワンデーは1日、2weekは14日間ときちんと決められた使用期限を守りましょう。
捨てる時に「もったいないな〜」という感じは確かにありますし、何度も買うのは確かにお金がかかります。
でもトラブルは急にやってきます!
大事なイベントの日や好きな推しに会える日に急に目が痛くて開けられない!なんてことになってから後悔しても時間は元に戻せないので、ここは指示に従いましょう。
手を洗おう
これも簡単!カラコン着脱時に手をあらいましょう。
でも簡単なのに実は徹底出来ない…なんて人も多いのではないでしょうか。
新型コロナウィルスでも散々耳にしていると思いますが、手には様々な菌や汚れ・ほこりなど目には見えないものが付いています。
その指でレンズを触るとレンズに付着し、目の中で繁殖したり、炎症を引き起こしたり、異物と判断してアレルギーを引き起こしたりするのです。
特にソフトコンタクトレンズは含水率が高いので、水分の中で菌が繁殖しやすいのです。
手のひらだけでなく、爪の裏などもきちんと洗いましょう。
またどうしてもカラコンを入れる際に手が洗える環境にいない場合は、除菌ウェットティッシュで拭きましょう。
目に見えないほこりは完全には落とせないかもしれませんが、菌は落とすことが出来ます!
カラコンも洗おう
これも簡単!
せっかく手を洗ってカラコンを装着しても、使用していればメイクやほこりなどが付いてしまいます。
更に涙に含まれる脂質やたんぱく質も装着中に付いてしまいます。
カラコンはほとんどが先程出た含水率の高いソフトコンタクトレンズ。
ということは殺菌が繁殖しやすいので、外した後はしっかり洗うことが大切なんですね。
丁寧に優しくこすり洗いをして、専用の保存液を入れたケースで保管しましょう。
どうしてもこすり洗いが面倒…という人は、今は便利なコンタクトレンズケア商品も販売されています。
しっかりと6時間以上つけないといけませんが、こすり洗いが不要なので簡単です。
この商品は保存液が必要ないタイプですが、保存液が必要なケアの場合はもちろんきちんと専用の保存液を使いましょう。
知り合いに、“カラコンの茶色を濃くしたい”という訳の分からない理由で、烏龍茶をコンタクトケースに入れてカラコンを保存していた子がいますが、そんなことは絶対に駄目です。笑
水道水ですらレンズを変形させてしまったり、細菌が繁殖するのでNGです。
レンズケースも洗おう
これは本当に簡単!コンタクトを付けた時に洗ってしまえば手間ではありません。
せっかくカラコンも手も清潔にしたのに、レンズケースが汚れているとやはり細菌が繁殖してしまいます。
特にフタや本体の凸凹した部分をきちんと洗うことが大切。
流水でしっかり洗ったら、タオルで拭くと繊維が付いてしまうので、自然乾燥しましょう。
眼科へ行こう
眼科の受診は行ってしまえば、何てことはなく簡単です!
実はソフトコンタクトレンズは痛みを抑える効果があって、目にトラブルがあっても気が付きにくいそうです。
前述の通り、私も自覚症状はなく、花粉症の薬を眼科でももらえると聞いて「眼科ならこの時期も混んでないかも」と思い受診したのがきっかけでトラブルが起きていることが分かりました。
特にトラブルが感じられないと、病院に行く気が起きませんが、とっても重要なこと。
目にトラブルが起きていないかチェックしてもらえるだけでなく、早期に何か見つけれもらえれば少しの治療や生活上注意するだけで直すことが出来ますし、目の度数やカーブ・直径など調べてもらい正しい自分に合ったカラコンを購入することも出来ます。
私は目のトラブルを体験してから、年に二回“お雛様と誕生日の週は眼科week”と決めました。
このように最初から“トラブルを感じなくても何月と何月!”と受診月を決めてしまうと、“行かなきゃ!”という気になりますし、安全です。
また、目のかゆみ・ゴロゴロとした違和感・頻繁にコンタクトがズレる・目やに・痛み・充血などがあったら、必ず眼科を受診しましょうね。
まとめ
目のトラブルが起きると、最悪失明してしまいます。
そしてソフトコンタクトレンズを使用していると、目の痛みは感じにくい…。
また早めに見つけて治療したとしても、しばらくカラコンを入れられなかったり、白目の充血が取れなかったりすることもあります。
大切な記念日やイベントの直前にカラコンが付けられない!白目が真っ赤!目が開けられない!失明!なんてことになったら大変ですよね。
そのことを考えれば日々のちょっとした手間や眼科受診は面倒でなくなるのではないでしょうか。
カラコンはコスプレには不可欠。
カラコンやコンタクトを使用するのであれば、定期的に眼科を受診し、自分に合ったカラコンを清潔に使って、トラブルなしで楽しみましょう!
初めまして!福岡でコスプレ活動しているさらと申します。初の執筆記事となりますが、皆様に役立つ情報を少しでも多く紹介していきたいと思います!今回はわたしが普段使用している“コスプレ用カラコン”についていくつかご紹介します。[…]