マクロスシリーズ生誕40周年記念として、2021年10月8日より最新映画『マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』と同時上映『マクロスF〜時の迷宮』が公開されます。
脈々と続く歴史の中で可愛く美しい歌姫たち(+熱気バサラ)を排出してきたマクロスシリーズ。
今回は、マクロスの作品紹介とコスプレの紹介をいたします。
マクロスシリーズのおさらい
リン・ミンメイからワルキューレまで!歌で戦う可憐な乙女(+α)たちの記録
マクロスシリーズは1982年に放送開始したテレビシリーズです。
河森正治監督が中心となり作り上げられる世界観のなかで、『可変戦闘機(バルキリー)』『歌』『三角関係』が全ての作品のキモになっています。
まずはマクロスシリーズにどんな作品があるかおさらいしていきましょう!
嫌われヒロインの元祖リン・ミンメイと早瀬美沙の三角関係にやきもき!『超時空要塞マクロス』
1982年にテレビ放送されたのが『超時空要塞マクロス』。
宇宙人ゼントラーディとの戦争に巻き込まれていくパイロットの一条輝、その上官の早瀬美沙たち、そして戦争を集結させていく鍵となる歌姫のリン・ミンメイが中心となったアニメです。
テレビシリーズに続いて制作された『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』はヒットし、当時としてはその作画技術の高さから評価の高い作品となりました。
Wヒロイン制をとった『超時空要塞マクロス』はミンメイ派と美沙派が激突。
ミンメイは当時にしては奔放な女の子だったため、ファンからとても叩かれました。
黒歴史!?の『超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-』
『超時空要塞マクロス』に続いて制作されたのが『超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-』です。
こちらは初代マクロスよりはるか遠い未来の出来事として位置付けられており、現在ではあまり語られることのない作品です。
菅野よう子の投入でアツいOVA『マクロスプラス』
菅野よう子を音楽に迎え、とにかくバルキリーでの戦闘がかっこいいのが『マクロスプラス』。
こちらはOVAの形で販売され、マニアに評価の高い作品です。
マクロスシリーズでお馴染みの歌姫は、歌う人工知能「シャロン・アップル」。
菅野よう子が手がけたシャロン・アップルの楽曲は、本当に洗脳されてしまうほど強い衝撃のあるものでした。
唯一の男性ボーカルキャラ・熱気バサラの活躍を描く『マクロス7』
久しぶりのテレビシリーズとして制作されたのが『マクロス7』。
口の付いたバルキリーに乗る「熱気バサラ」が、戦場に出ても全く戦うことをせず歌で敵のやる気を削いでいきます。
やることなすこと破天荒でめちゃくちゃなバサラですが、歌唱を担当しているのはあの福山芳樹さん。
魅力的なハイトーンボイスで、めちゃくちゃなバサラの行動にも説得力がだんだん生まれていきます。
マクロスとして忘れてはならない三角関係要素は、初代マクロスの登場人物の娘・ミレーヌをめぐる(?)三角関係。
同じバンドのボーカルのバサラ・一緒に音楽活動をするミレーヌ・母の部下であるガムリン木崎の三角関係は見ものです。
とはいえ、バサラは音楽にしか興味がないのでミレーヌのことを女性と思っているか謎なんですけれどね。
すべては『マクロス ゼロ』からはじまる!シェリルのおばあちゃんも
マクロス・サーガの最初の部分として描かれているのが『マクロス ゼロ』。
島の「鳥の人」伝説をめぐる巫女姉妹と島にやってきたパイロット・シンの恋物語が中心となります。
三角関係の一端を担う妹の「マオ・ノーム」は『マクロスF』のヒロイン・「シェリル・ノーム」のおばあちゃん。
この物語のあとマオは、思いを遂げて不慮の事故で行方不明になってしまうマオの姉・サラと想い人のシンを一生宇宙じゅう探し続けるのです。
ここまでが、マクロスシリーズのおさらいでした。
ここからは、最新映画に登場するマクロス2作品をご紹介します!
最新映画の主役・マクロス ΔとマクロスFをおさらい&コスプレ紹介
2021年10月8日より公開の『マクロス Δ 絶対LIVE!!!!!!』と『マクロスF〜時の迷宮』。
どちらも魅力的な女性キャラクターがたくさん出てきます。
放送年順に、『マクロスF』と『マクロス Δ』をおさらいしましょう!
W歌姫ヒロインが可愛いマクロスF
2008年にテレビシリーズ、2009年と2011年に映画が制作された『マクロスF』。
二人の歌姫が歌も恋もバトルを繰り広げながら、いつしか無二の親友として一人のパイロットを愛していく物語は大きな反響を呼びました。
こちらも楽曲は菅野よう子によるもの。
歌はシェリルはMay'n、ランカは中島愛が担当しました。
乙女の憧れ!シェリル・ノームの強さと弱さ
プライドの高い高飛車な女、という第一印象にもかかわらず、実は弱い部分を隠しながらストイックに歌に打ち込んでいた一途な女の子が『シェリル・ノーム』です。
幼い頃に受けた心の傷を一人で隠してプロの歌手として頑張っていたところを、自分の病や親しい人の裏切りなどによってボロボロに傷つきながら、ランカ・リーや想い人の早乙女アルトたちの助けによって見事復活。
その可憐でありながらも芯が強く美しい姿に、女性人気の高いキャラクターです。
シェリルのコスプレメイクの特徴は、外国人風のばちばちに長いまつげです。
コスプレだということを差し引いても派手目な顔を作りましょう。
顔の凹凸もかなりあるキャラクターなので、ノーズシャドウをはっきりつかってあげる必要があります。
子犬のような可愛さのランカ・リー
早乙女アルトとひょんなことから出会い、友達として親しくなるうちに彼を好きになっていく『ランカ・リー』。
アルトに背中を押してもらったことで歌手になる夢をかなえ、やがてシェリルと並び立つような歌手に成長していきます。
最初は自信が持てない女の子だったのが、周囲との関係性に導かれて、自分の強さを自覚していきます。
ときには、弱気になっていたシェリルのことを叱咤激励の意味でビンタすることも。
宇宙を舞台にした戦争の中で、ランカとシェリルは親友になっていきます。
ランカのコスプレのポイントは、『ウィッグ』です。
頭部の丸みが特徴的なので、ウィッグがぺたんこにならないよう注意しましょう。
目の形は切長よりも丸みのある感じを目指すとランカらしさを演出できます。
歌姫以外にも魅力的キャラがいっぱい!マクロス Δ
『マクロスF』に続いて制作されたのが『マクロス Δ』。
5人の歌姫たちと、彼女たちを守るΔ小隊たちの奮闘と恋を描いています。
三角関係に絡んでくるのは、歌姫の一人「フレイア・ヴィオン」と、Δ小隊の紅一点パイロット「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」。
ワルキューレは物語を離れても人気ユニットとして、数々のアルバムや楽曲を発表しています。
マクロスシリーズ初のユニット・ワルキューレ
ヒロインたち中心となるとのは、戦術音楽ユニット・ワルキューレ。
彼女たちは謎の病気・ヴァール症候群を歌で沈静化するために結成された治療者でもあります。
特殊な力を持ったワルキューレの歌を担当しているのは、この5人。
常識知らずの絶対的歌姫 美雲・ギンヌメール
ワルキューレの絶対的エースが『美雲・ギンヌメール』。
ミステリアスヴィーナスと美雲は呼ばれています。
独特の髪型と人を嗜めるような謎の言動。
しかし、彼女は歌で人の心をコントロールするための人造人間であったことがのちにわかり……ショックを受けるかと思いきや、「ワルキューレの一員として歌を愛したい」という一途な気持ちで、すべてを乗り越えます。
美雲のコスプレポイントは、とにかく色気を出すことを目標にしましょう。
目の横幅を広げるために切開ラインを使うこと、色味は髪が紫なので、ブルベ系のメイクが似合います。
アイラインはブラウン系ではなく、ネイビーや漆黒ブラックを使いましょう。
田舎出身のリンゴ娘 フレイア・ヴィオン
三角関係の一端を担うのがワルキューレの新人『フレイア・ヴィオン』。
戦争の敵国となるウィンダミア出身で、不思議な方言でしゃべる女の子です。
「飛べば、飛べる!」が口癖で、何があっても度胸で乗り越えてしまう女の子。
普通の人間よりも寿命の短い自分の命が尽きていくとしても、精一杯ハヤテを愛そうと誓って歌い抜く姿は涙なしには見られません。
フレイアのコスプレでもっとも難しいのは独特のポージングです。
公式イラストでも元気いっぱいなフレイアをイメージしたポーズが多いですので、腕や足を広げることにより元気さを強調しましょう。
ハヤテとのツーショットで可愛らしい女の子を演じるときも、中学生くらいの女の子がデートしている感じを意識しながら撮影します。
男性を翻弄!?格闘派リーダー カナメ・バッカニア
Δ小隊のΔ2・「メッサー・イーレフェルト」とはかたい絆で結ばれており、何があっても背中を預けられるバディとして活躍しています。
かつてヴァールに苦しめられ、後遺症のため小隊を去る予定だったメッサーが最後の命をかけてカナメを守り、カナメの歌の中で命を燃やし尽くすシーンは涙なしには見られません。
カナメのコスプレポイントは、『垂れ目』です。
アイラインを目尻の斜め下に向かって引くことで大人のお姉さんを演出しましょう。
垂れ目でありながら、いざというときは気の強い感じを出すために眉毛は真っ直ぐに引くといいです。
毒舌ハッカー低身長 レイナ・プラウラー
ワルキューレの最古参メンバーが『レイナ・プラウラー』。
毒舌のハッカーで、歌のほかに電子戦を担当しています。
一見クールですが愛情深く、昔犬猿の仲だった「マキナ・中島」とは美雲の歌をきっかけに相思相愛に。
レイナのコスプレのポイントは『無表情』です。
クールなレイナなので、表情を作っていないときにこそレイナらしさを出す必要があります。
ポージングを硬めにすることで、顔以外でもレイナのクールさを演出しましょう。
ムチムチボディのメカニック マキナ・中島
マキナ姐さんとクルーから呼ばれる『マキナ・中島』はワルキューレの活動のほかに、バルキリーの整備も担当するメカニック。
レイナ・プラウラーと常にイチャイチャしながらも、状況を的確に判断。
最終決戦では負傷するも、力を振り絞ってワルキューレとしての役目を果たしていきます。
レイナとは対照的に、表情豊かなのがマキナのポイント。
しかしそれ以上に大きな特徴となるのが、胸の大きな衣装です。
偽乳を使う必要もありますが、使っているのにセクシーになりすぎない、どちらかというと可愛らしい印象を持たせるのがマキナのコスプレを行う際のコツです。
ワルキューレ以外のヒロインたちも注目!
『マクロス Δ』に登場する女性キャラはワルキューレだけではありません。
三角関係の一人であるパイロットのミラージュや、最新映画で登場するYami_Q_Rayも注目です!
主人公・ハヤテを想うエリートパイロット・ミラージュ
エリートパイロットの家系に生まれ、それがコンプレックスでもあった「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」。
しがらみのなかで飛んでいた彼女は、ハヤテやフレイアたちと出会うことによって、自由な気持ちで空を飛ぶことを知っていきます。
三角関係は、だんだんミラージュはハヤテとフレイアを応援する立場に変化。
ミラージュのコスプレポイントは、まるで男性かのようにキリッとした顔です。
アイラインは漆黒を使い、目尻をはみ出してまっすぐ引くことでつり目にしましょう。
眉毛も一本気のあるかっこいい顔を目指します。
映画でどんな活躍が!? Yami_Q_Ray
映画公開まで情報が伏せられている『Yami_Q_Ray』。
闇堕ちしたワルキューレの姿なのでは!?と話題になっていますが、果たしてどんな人たちなのでしょうか。
ワルキューレとよく似た容姿、今後コスプレする人が増えそうです!
マクロスキャラクターのコスプレを楽しもう!
これまでは、マクロスシリーズのキャラクターをコスプレとともに紹介してきました。
女性キャラクターを中心に紹介してきましたが、男性もコスプレできるんです!
ここでは男性キャラクターの紹介をしていきます。
男性キャラクターのコスプレも楽しいですよ!
男性キャラクターといっても、マクロスシリーズの男性は女性のような容姿のキャラクターが多いことも事実。
女性にも取り組みやすいコスプレですよ!
シェリルとランカの二人に愛されていきます。
美しい外見なので、女性も取り組みやすいのがいいですね!
早乙女アルトのコスプレをする際は、女形であっても男性であることを意識することです。
唇はコンシーラーである程度消し、男性らしい顔つきにしましょう。
ブレラ・スターン
ランカの兄でサイボーグ化されてしまったブレラ。
アルトとのライバル関係も見もので、人気の高いキャラクターです。
こちらも妹とよく似て美形!
ブレラのコスプレは撮影の際に体にしなやかさを持たせないことです。
元はサイボーグとして作り替えられてしまった兵士ですから、猫背をすることはありません。
ランカと併せで撮影する際は、肩甲骨を寄せ肩を斜め後ろ下に引き下ろすイメージで兄としての強さを表現しましょしょう。
ハヤテ・インメルマン
『マクロス Δ』の主人公・『ハヤテ・インメルマン』。
ダンスの得意な今時の若者で、服装もスタイリッシュさが目立ちます。
ハヤテのコスプレのポイントは、ブレラとは逆に体のしなやかさを活かした撮影が得意です。
小道具に塀などを使って、動きのあるポージングをしてみましょう。
ハヤテの髪型も外はねの動きのあるものですので、動きのある写真に適しています。
まとめ
40年の歴史があるマクロスシリーズ。魅力的なキャラクターが、マクロスシリーズにはたくさんいます。
今から、アニメ前作を見るのは大変かもしれませんが、映画公開を機に一人でも多くの人に興味を持ってもらえると嬉しいですね。
また、コスプレをする人もコツをつかんで、楽しく撮影してくださいね!