いよいよ始まるC97も含め、真冬のコスプレイヤーの一番の敵は寒さ。
一生懸命に納得のいく衣装やウィッグを用意してイベントに行っても防寒対策が出来ていないと思いっきりコスプレを楽しむことは出来ません。
コスプレイヤー向きの防寒対策で万全の態勢で冬のイベントには挑みましょう。
カイロ
基本中の基本ではありますが、とても効果的。
ポイントは色々な種類のカイロを用意すること
温めると効果的な箇所は「心臓部」「脇の下」「下腹」「首の後ろ」「腰」「お尻」「足」です。
一番小さいサイズの貼るカイロ
衣装から見えないようにする為には一番小さなカイロを沢山貼ることが重要。
どんなに布の面積が小さい衣装でも布の部分はあるので、そこにカイロを貼りましょう。
背中やお腹などが身体全体を温めるには効果的。
低温火傷には注意しなくてはいけないので、事前にカイロが素肌に触れないように衣装に手を加えておくと良いでしょう。
衣装に手を加えるのが面倒な場合は、ヒートテックなどのインナーを衣装の形に合わせて切ってしまいカイロが素肌に触れないように工夫すると簡単です。
またスカートの内側にも貼ると少し間接的ではありますが確実に暖かくなります
貼らないタイプのカイロ
衣装のグローブを付けていても身体の末端である手は冷えてきます。
また、頬や耳なども寒くて痛いほど冷えてしまいます。
少し時間が空いた時や移動中にさっと手や耳などを温められるので、貼らないタイプのカイロも2個くらいあると大変便利です。
靴用カイロ
足元を温めるだけで全身の体温がかなり上がります。
下駄やサンダルが衣装の場合でもサイズの小さい「つま先用カイロ」は使える場合があります。
足裏・足の甲・つま先・かかと…どこかに貼れるところがあれば貼りましょう。
また、足首に巻くタイプもあるのでブーツなど足首が隠れる衣装の場合は活用しましょう。
足首に巻くタイプのカイロを手首に巻くのも有効です。
他にも塗るタイプの温感クリームカイロもあります。
これなら露出している部分の素肌にも塗ることが出来ます。
日常的に使えるものではないかもしれませんが、ここぞという寒いイベントでは有効です。
インナー
裏起毛インナーやヒートテックは重宝します。
インナーが問題なく着れる衣装の場合は更に2枚重ねにすると良いです。
また、前述の通りインナーがそのまま着られない衣装の場合は思い切って衣装の形に合わせてインナーを切ってしまうことをオススメします。
もったいないですが、確実に寒さから身体を守ってくれます。
また、ストッキングも吸湿発熱タイプのものを選び2枚重ねにすると良いでしょう。
1分丈・2分丈のスパッツや毛糸のパンツなどもオススメです。
これらを履いてカイロを貼れば身体の中心から温まります。
アウター
移動やセッティング待ちなど、少しの空き時間でもアウターを羽織ると体力の消費が少なくなるものです。
ウィッグや衣装に干渉しにくいものが良いので、大きめサイズで脱ぎ着がしやすいものを選びましょう。
袖が通せない衣装の場合は大きめのブランケットと安全ピンでも役立ちます。
着る毛布は全身を寒さから守ることが出来るのでオススメです。
風が強い日は体力が削られるので、風を通しにくいものを選ぶと更に効果的です。
荷物が多く増やしたくない場合はコンパクトに収納出来るダウンジャケットを選びましょう。
あまり薄手の物で済ますと逆に全く意味がないので、せっかくなら暖が取れるものを用意しましょう。
飲み物
温かい飲み物は身体の中から温められます。
保温タイプの水筒にお湯を用意しておけば、インスタントの飲み物やスープが手軽に飲めるのでオススメです。
紅茶を飲む際にはチューブの生姜を入れると更に身体を温めることが出来ます。
ほうじ茶・ココアは身体を温める飲み物なので嫌いでなければ選んでみると良いでしょう。
まとめ
一度身体が冷えてしまうと、冷たい血液が身体を巡ってしまうので冷え切って仕舞う前に休憩を入れて体温を回復することも有効です。
また原始的な対策ではありますが、出来るだけ身体を動かすといいでしょう。
撮影の時にジャンプしてみたり、移動を小走りにしてみたり、手先や足先を動かすだけでも効果があります。
沢山の人に見られ、撮られるコスプレイヤーは防寒対策を一番にすることは難しいです。
防寒を念頭にキャラクターや衣装を選ぶことも出来ますが、やりたいキャラクターや着たい衣装が防寒向けじゃない場合もあります。
今回紹介した対策の中にも衣装によっては出来ないことがあると思います。
限られているかもしれませんが出来る対策をしっかりとして、少しでも体調を崩すことなく思いっきり楽しめるように参考にしてください。
冬でも寒くても屋外でも、身体への負担を最小限に好きなコスプレを存分に楽しみましょう。