生地選びが楽になる【コスプレ衣装向き生地を一挙に紹介】サンプル帳を片手に楽しもう！

コスプレを始めてしばらくすると、挑戦したくなるのが衣装作りではないでしょうか。
着たいコスプレの衣装が市販されていなかった、市販品だとサイズが合わない、イメージにあった市販品がない…など、その理由は様々ですが、衣装製作は憧れがあります。
そして挑戦しよう！と思うと、最初に迷ってしまうのが生地選び。
柄を選ぶのは自分のイメージから出来るとしても、膨大な種類がある生地の中から適した素材をどう選べば良いのか分からず、途方にくれてしまいます…。
今回は数ある種類の生地から、コスプレ衣装製作向きの生地を選び、その特徴をご紹介します。
衣装製作の最初の一歩で心折れないよう、参考にしてください！」

初めの一歩はサンプル帳がお勧め

まず、最初にサンプル購入をお勧めします！
よく聞く、「とにかく小さいお店でも良いから、生地屋さんに行って色々な生地を見て触ってみる！」というのは、少しハードルが高いように感じます。
なぜならば始めは本当に分からないものなので、膨大な種類の布を実際に目にして見ていると、「この生地素敵だけど、シワになりやすいのかな？」「トリコットって書いてあるけど、どんな生地なんだろ？」と疑問ばかりが浮かんできて、何がなんだか頭が混乱してしまうでしょう。
その点、サンプルだったら家でじっくり時間をかけて見ることが出来ますし、疑問が湧いたらその都度調べて理解することが出来ます。
また、実際に衣装を製作するようになった後もサンプル帳は大変役に立ちます！
手元で生地と生地を重ねてみることで、色合いや素材が合うかどうか簡単に確認出来ます。
またネット通販する際に、青系や紫系はモニター通すとどうしても実際の色と違って見えやすいもの。
サンプル帳があれば、実際の色が手元で確認出来るので、ネット通販でも問題なく購入することが出来るのです！

サンプル帳はどこで手に入るのか

こちらはお手軽簡単にネット通販で購入することが出来ます。
今後主に使うであろうネット通販の会社で買うと、長く使えるのでコスプレイヤーさんに人気の生地ネット通販会社と共にご紹介します。

キャラヌノ

コスプレ用生地・資材からウィッグやカラコンまで取り扱いがある、コスプレイヤー向けの生地ネット通販。
サンプル帳は各200円で素材別のものが45種類。そして色々な生地が比較出来るサンプル帳が300円で販売されています。
特に生地の比較が出来るサンプル帳はQRコードが付いていて、商品ページが開けるので便利です。
まずは生地が比較出来るサンプル帳を購入し、各素材について実際に触りながら慣れ、それから気になる素材のサンプル帳を買い足していくのが良い流れでしょう。

CLOTHIC

こちらもコスプレ衣装向きの生地や資材のネット通販。
サンプル帳は現在無料のものが3種類、106円〜158円のものが8種類あり、有料のサンプル帳は7枚以上で40%オフになります。

TOMATO

生地屋さんとして超有名店である日暮里TOMATOのネット通販。
こちらは残念ながらサンプル帳の販売はありません。
50cmから販売されているので、とりあえず50cm購入で確認することも出来ますが、慣れてからお世話になるネット通販会社さんかもしれません。

ユザワヤ

こちらも超有名なユザワヤのネット通販。
生地だけでなく、あらゆる資材が販売されています。
こちらもサンプル帳の販売がないので、慣れてきてからお世話になるネット通販会社さんでしょう。

各生地の特徴を一挙に紹介

さて、サンプル帳を見て次に頭に思い浮かぶ謎が、「どの生地が私は欲しいのだろう…」「どの生地が何向きなんだろう？」ということでしょう。
一つ一つ調べていると、それだけで心折れてしまいそうになるので、今回は各生地の特徴を一挙に紹介！
これをサラッと読むだけでも、頭の中が整理されると思います。

ポリエステルツイル

向いている衣装：スカート・ワンピース・ズボン・制服・ジャケットなど

ポリエステル100%の生地で、とても扱いやすく色々な衣装に使える正に万能な生地。
シワになりにくく、耐久性もあり長持ちする素材で、カラーバリエーションも豊富です。
適度な厚みもあるので、縫いやすいですし、ドレープも綺麗につくることが出来、お値段も手頃。
透け感や薄さが必要な衣装以外であれば、色々な衣装に適しています。
初心者さんで生地選びに迷ったら、ポリエステルツイルを選んでみると良いと思います。

アムンゼン

向いている衣装：和装・着物・民族衣装・スカート・ワンピース・ドレスなど

ポリエステル100%でポリエステルツイルより柔らかく、和服の生地のような表面がザラザラした生地で光沢もほぼありません。
風合いが柔らかく高級感があるので、和風の衣装にピッタリ。
ドレープも綺麗に作ることが出来るので、スカートやドレスにも適しています。

ポリエステルギャバ

向いている衣装：制服・ブラウス・ワンピース・ジャケット・ズボン・スカートなど

ポリエステル100%でお手軽なお値段。
やや光沢があり、ポリエステルツイルよりも薄く、かつ張りがある生地。
カラーも豊富でシワになりにくく、お手入れも簡単で耐久性も高いので長持ちします。
夏服の制服などポリエステルツイルよりも薄い生地が良い時に選びましょう。

サテン

向いている衣装：特に光沢を出したいドレス・ワンピース・アイドル衣装・リボンなどの装飾・ジャケットなど

マットな商品もありますが、基本は光沢を出したい場合に使うのがサテンです。
ポリエステル100%で厚みや硬さは色々あるので、衣装に合わせて選ぶことが出来ます。
また値段も安いものから高いものまであります。
ドレス・ワンピースなどからリボンやマントなど光沢が必要な場合はサテンの中から希望の厚みや硬さで選びましょう。

ベロア

向いている衣装：ドレス・上着・装飾など

起毛していて高級感や上品さを出したい衣装などに最適。
切りっぱなしでもほつれないのでその点は楽です。
クリスマスの衣装、貴族の衣装などはこちらの生地を選びましょう。

ジョーゼット

向いている衣装：スカート・ブラウス・ワンピース・ドレス・装飾など

ポリエステル100%でシースルー、軽く柔らかい生地。
シワになりにくく風合いがあり、ドレープも潰れずに作れるのでボリュームを出したい時にも適しています。

チュール

向いている衣装：パニエ・ベール・ドレス・ステージ衣装・リボンなどの装飾・スカートなど

パニエやベールのような細かい網目状の生地が必要な場合、ドレスやスカートのボリュームを出したい時にはこのチュールを選びましょう。
お値段はお手頃価格で切りっぱなしで使える為、扱いやすいです。
ソフトタイプとハードタイプがあるので、パニエなどボリュームを出したい場合は硬めのチュールを選びましょう。
また、ラメやスパンコールが付いているチュールもあるので、そちらはステージ衣装やドレスにピッタリ。
す。
ポリエステル100%もしくはナイロン100%。

ストレッチ生地

向いている衣装：水着・レオタード・ボディスーツ・グローブ・インナー・アイドル衣装など

ストレッチ生地は伸びる生地です。
レザー風、ラメ入り、パール・光沢のあるものなど色々な種類の生地があり、それぞれ見た目もさわり心地も違います。
グローブやレオタードなど身体にフィットさせたい衣装はこのストレッチ素材の生地を選びましょう。

エナメル

向いている衣装：アイドルなどステージ衣装・ボディスーツ・切り抜き模様・ベルトなど

光沢のある生地。
メタリックなものやストレッチが効いているものもあります。
用途に合わせて生地を選びましょう。
ミシンをかける時に、生地が滑りにくいので縫うにはコツが必要な場合があります。
切りっぱなしで良いので、切り抜いて模様やマークを作ることも出来ます。

レザー

向いている衣装：ジャケット・コート・スカート・パンツ・ベルトなど

人工的に作られた革の生地。
切りっぱなしも可能で、厚い生地でなければミシンで縫うことが出来ます。
ストレッチ素材やメタル素材もあるので用途に合わせて選ぶことが出来ます。
革の物が作りたい場合に選びましょう。

ハイミロン

向いている衣装：ドレス・上着・ケープ・マントなど

ベルベットのような生地で、高級感を出したい衣装に最適です。
伸縮性・厚み・張りがあり、切りっぱなしに出来るので扱いやすいです。
模様など切って貼り付けることも出来ます。

まとめ

衣装作りについて出来るコスプレイヤーさんに聞くと、「取り敢えずやってみると徐々に出来るようになってきますよ！」という答えがよく返ってきます。
これはもちろん正しいと思いますし、調達への近道だと思います。
ただ本当に最初の頃は布の種類の多さだけでも圧倒されてしまい、諦めてしまうことが多いのも事実でしょう。
サンプル帳を手元に用意して、各生地の特徴を見ながら触ると、俄然やる気が出ると思います！
自分の手で作った衣装は変えがたい思い入れと達成感を感じさせてくれます。
是非サンプル帳を手に入れて楽しんでみてください！