コスプレイヤーの感染予防って?コロナウィルス対策をしてコスプレを楽しもう!

2021年の3月に東京都の緊急事態宣言が明けて以来、コスプレイベントも少しずつ開催されるようになりました。
しかし、全国的に緊急事態宣言が解除されてからと言って、新型コロナウィルスのCOVID-19に感染してしまう可能性は以前と全く変わりません。
こんな環境だらこそコスプレイヤーにかかわらず、人が集まる場所やイベントでは衛生面こそ徹底して安全に参加したいですよね。
この記事では、コロナ禍でコスプレのときに気を付けたいことと、コスプレイヤーの感染予防について詳しく紹介します。

※ アイキャッチ:りかまる(Twitter:@gogogojooo_cos

コロナ禍でコスプレするときに気を付けたいこと

コロナ禍でコスプレイベントに参加するときは、普段の生活で気を付けている感染予防を基本にして考え、いつも以上に徹底したコロナウィルス対策が必要です。
とくにコスプレでは直接肌や髪につけるメイク用品やウィッグなどが必要ですよね。
その道具を清潔に保ち、コロナウィルスを体内に入れないことが重要になります。
まずはコスプレイヤーがとくに気を付けたいコロナウィルス感染予防方法について、確認していきましょう。

イベントのガイドラインは遵守しよう

コスプレイベントが公開しているガイドラインをきちんと守りましょう。
開催者の感染予防の基本的な考えから、参加者が守らなくてはならないことまで全てくわしく載っています。
このガイドラインをきちんと守ることで、コロナウィルス感染リスクが低い状態でコスプレを楽しめます。

コスプレ博実行委員会感染拡大予防ガイドライン

コスプレ中もマスクは必須

コスプレをしているときもコロナウィルス対策のためにマスクは必須です。
ただし、写真を撮る少しの間はマスクを外すことが認められているイベントが多数あります。
不必要にマスクを外すことは自分だけでなく周りの参加者にとっても大きなリスクとなり、イベントの主催者や会場の管理者にも迷惑行為として捉えられてしまいます。

コロナウィルスの感染予防をしながら行うコスプレは、マスクのデザインが工夫できますよ。
コスプレするキャラクターのイメージカラーや髪の色と色味があったマスクや、自分なりにデコレーションしたマスクは目立つのでおすすめです。

このように、最近ではイベントでマスク着用にあたって衣装に合わせたマスクを用意するコスプレイヤーも多いです。

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コスプレ中にどうしてもマスクを外したい場合は、1人で行う自宅での写真撮影をおすすめします。

メイク用品は清潔に保つ

コスプレで使うメイク道具は、いつも以上に清潔に保ちましょう。
メイク道具が汚れていると、イベント会場でメイクしたあとにウィルスを家まで持ち込んでしまう可能性があります。
もちろん、家や電車から会場にウィルスをもってきてしまう場合もありますね。

へアブラシやコーム、肌にあてるファンデーションブラシやまつげに使うビューラーなど、水に強い素材でできているメイク道具は使用した後に必ずきれいに洗いましょう。
中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗うと、コスメの汚れが落ちるのでおすすめです。

ただし、ここで注意してほしいのが、コロナウィルスはすべての中性洗剤で落ちるとは言い切れないことです。
また、肌が強い人は、医療用のアルコール消毒液を湿らせたティッシュで道具の持ち手をきれいに拭き取ってください。

メイク道具や小物の貸し借りは厳禁

コロナ禍のコスプレではメイク道具はもちろん、小物類の貸し借りもやめましょう。
自分も相手も危険性が高く、コロナウィルス感染のリスクが上がってしまいます。
コロナ禍にかかわらず、肌につけるファンデーションやチーク、目や口などの粘膜に付けるアイライナーやマスカラ、リップの貸し借りは衛生面で危険なので絶対にやめてください。
コスメはアルコールでの除菌ができませんし、洗うこともできません。

また、衣装や肌につけるコスチュームや、テーピングで使用する医療用テープもコロナウィルスが流行っている場合はむやみに貸し借りをするのはおすすめしません。
清潔であればあるほど安全と考え、コロナウィルス感染対策を徹底しましょう。

カラーコンタクトの着脱に気を付ける

コスプレでカラーコンタクトを着脱するときは、トイレで手洗いし自分の手指を清潔にしてから行いましょう。
コンタクトは直接眼球に触れるため、装着時に手が汚れているとコロナウィルス感染理由の一つになりやすいです。
コロナウィルスは粘膜から感染する危険性が大きいので、目やまぶた付近を触る前には必ず手と指をせっけんで丁寧に洗ってください。

薬用石鹸で爪の間まで20秒以上かけてきれいに洗ってから、カラーコンタクトを着脱しましょう。
アルコール除菌の場合は行ったすぐ後に目を触ると痛かったり、アルコールに肌が負けてまぶたが腫れたりする場合があるため注意が必要です。

更衣室の床になるべく物を置かない

イベント会場の更衣室では、床の上にコスチュームやメイク道具などの荷物を置くことが多くあると思います。
しかし、コロナウィルス感染対策として、不衛生な箇所に物を置くのは避けましょう。
更衣室は靴を履いて出入りするため、いろいろな雑菌が持ち込まれて床についている可能性が非常に高いです。

ただし更衣室に机が用意してあるコスプレイベントでも、使用できる人数が限られている場合が多いでしょう。
会場が込み合っているときは譲り合って使用するか、参加する時間を少し遅くずらすなどの工夫が必要ですね。

もし荷物を床に置かなくてはならないときは、アルコールティッシュで床との接地面をよく拭いてください。
また、キャリーバッグでコスプレに使う荷物を会場に持っていった場合は、家に入る前にきれいにアルコールティッシュで拭き、細かいところまで除菌しましょう。

メイク落としの前に手を洗う

基本的なコロナウィルス感染予防の方法ですが、メイクを落とすまえにトイレに行って手をよく洗いましょう。
顔に触れる指先を重点的にきれいにし、汚れや汗を落としてください。
メイクを落とすときは目や唇など、粘膜に近い部分も触れてしまいます。
このときにメイク落としシートや手指にウィルスが付着していると、コロナ感染の可能性が跳ね上がるので細心の注意をはらいましょう。

会場では軽くメイクを落とすだけにして、家に帰ってからしっかり洗顔することもおすすめです。
つけまつげを取って、フェイスシャドウなどを軽く落としてから顔にパウダーをはたけば、普段より少し濃いメイクになります。
眉を隠したい場合は、前髪をおろしてしまいましょう。
そこにマスクをするだけで、すぐに家に帰れるメイクにすることもできますよ。

必要以上に顔に触らない

コスプレ中は、メイク直しを頻繁に行うことが多くありますよね。
ただし、あまり顔に触りすぎると、コロナウィルスに感染する可能性がでてきます。
顔には空気を吸い込むための口や鼻、粘膜がある目や唇が集まっており、ウィルスが体内に入ってしまう危険性が非常に高いのです。

顔のメイクは直しが必要なくらい崩れにくいように普段以上に気を付けて、目がかゆくなった場合は擦らずに目薬を使うなど、顔に触れないように工夫しましょう。
コスプレイベントが終わった後は、家に帰ったらすぐにお風呂に入ることもおすすめします。

使用したコスプレ道具はなるべく洗おう

コスプレに使った衣装やウィッグは、家に帰ったらすぐに洗ってください。
衣装は普段通りに洗濯しますが、頭に付けていたウィッグは洗濯用柔軟剤を使った長時間のつけ置きが必要です。
ウィッグを洗った後は、湿り気がなくなるようにきちんと乾かしてくださいね。ウィッグが濡れている状態や湿っていたりするとカビの発生やぞうきん臭の原因になるので、注意しましょう。
ただし、ウィッグにはアルコール除菌をすることは厳禁です。
髪色がぼけたり色が飛んでしまうので気を付けてください。

コスプレに使った小道具はアルコールティッシュでふいて除菌してください。
アルコールで傷まないか、色落ちがしない素材か確認してから除菌をすると安心ですね。

コロナ感染接触アプリをインストールしておく

万が一、コロナ感染がイベント会場で起こった場合を考えて、コロナ感染接触者確認アプリをスマートフォンにインストールしておくことをおすすめします。
厚生労働省が提供している『COCOA』は、スマートフォンのブルートゥースを利用して、コロナ感染陽性者と接近したか確かめられるアプリです。
お互いに誰かは特定できない仕組みになっているため、プライバシーは守られるので安心ですね。
自分出来ることをして、自身の健康と命をきちんと守りましょう。

COCOAのアプリダウンロードはこちらより

appストアボタン

Google Play で手に入れよう

コロナ禍で気を付けておきたい基本ルール

コスプレのイベント会場で気を付けたいことは、日常で行っているコロナウィルス感染対策と同じことを前提としましょう。
一人ひとりが徹底して気を付けることで、コロナ感染の危険性やクラスタ発生の可能性がぐんと下がります。
参加するときはマナーを守って、自分や周囲の人の身をウィルスから守りましょう。

体調が悪い時はイベント参加しない

基本的なことになりますが、コスプレイベント参加が近くなったら体調をきちんと観察しましょう。
体調が悪い時は、イベントへの参加を取りやめてください。

せっかくイベント参加費を払ったからもったいないと思っても、周囲の健康と命にかかわることです。
また、体調不良の状態で無理にイベント参加しても、コスプレ仲間やイベント主催者に大きな迷惑をかけてしまいます。
コスプレイヤーだからこそ、最悪の場合を考えて判断はきちんと行いましょう。

おしゃべりは小さい声で

イベント会場につくと、コスプレ仲間や憧れのコスプレイヤーと久々に会って盛り上がることもあるでしょう。
しかし、大きな声を出して必要以上に盛り上がるのはマナー違反です。

相手としゃべるときはもちろんマスクをし、大きな声で話すのは避けてください。
大声を出すと唾が飛び、相手にウィルスを移す可能性が出てきてしまいます。

もし相手に大きな声で話しかけられて困ったときは、自分のテンションを少し下げて小さい声で話しましょう。
空気が読める相手なら声の大きさを合わせて話してくれるはずです。

密はできる限り避ける

会場で密になりそうな場面は避け、自分の身を守ることが第一と考えてください。
相手との距離はなるべく取って、3人以上集まることはしないようにしてください。
また、イベントスタッフから注意や指摘があった場合は、素直に指示に従いましょう。
スタッフも感染の危険性がないように、クラスタが発生しないようにかなり気を使っています。

基本的なことですが、コスプレ会場では周囲の迷惑にならないように、ルールを守るだけでなく節度をもって行動してください。

イベントアフターは断っておこう

コスプレイベントでは、アフターと呼ばれるいわゆる打ち上げのような食事会が開かれることがあります。
仲間内だけで集まるので一見安心ととられがちですが、コロナ禍ではむやみに食事会に参加することはおすすめしません。
SNSだけで出会った人や本名を知らないといった人とのアフターは、万が一感染した場合に連絡手段が限られるため要注意です。
コロナウィルス流行中のイベントアフターはできる限り避けましょう。

飲み物は保管に注意

季節によりますが、コスプレのイベント会場はとても暑くなることが考えられます。
とくに厚い生地や素材のコスチュームだと脱水症状の危険性が高くなり、コロナウィルス流行前は水分補給を促すイベントが多くありました。

しかし、気を付けてほしいのが、ペットボトルに入っている飲み物の保管方法です。
イベントには、未開封の小さいペットボトルを何本か持って行って、なるべく短時間で1本を飲み切るようにしましょう。
飲み物が残ったまま持ち歩いたり、放置したりすることは気温が暖かくなるにつれて、とても危険です。
コロナウィルスにかかわらず、ペットボトルは雑菌が繁殖しやすいため消えおつけてください。
また、ペットボトルドリンクの回し飲みは危険なので避けてください。

トイレを流すときはフタを閉める

会場でトイレをしたあとは、流すときに便座のフタを閉めてください。
フタを閉めないまま水を流すと、排せつ物が水にまきこまれて飛散してしまいます。
ウィルスが混ざっていると空中に飛び散り、周囲に広がってしまいます。
また、排せつ物の細かい汚れはコスチュームにもついてしまうので、トイレのフタを閉めて流すことはふだんから習慣づけてください。

まとめ

コロナ禍では、いつもよりも気をつけてコスプレイベントに参加しましょう。
イベント会場では自分だけではなく相手の安全を考えて小声でおしゃべりし、感染リスクを最大限に抑えてください。
コロナウィルス流行中だからこそ、コスプレにおけるマナーをもう一度見直してみてください。

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