キラキラ光る雨粒が、独特の雰囲気を醸し出してくれる雨撮。
これからの梅雨の時期、撮れるチャンスも増えます。
ただ普通の撮影に比べて、コスプレイヤーさんもカメラマンさんも楽しいけどそこそこ大変な雨撮…。
何も用意しないと大慌てで困ってしまうこともあります!
スタジオでの水撮影も良いのですが、屋外で雨の中でこそ撮れる幻想的な写真もあるんですよね。
必要なものを揃えて、楽しく雨の中で撮影しましょう。
防水スプレー
衣装もずぶ濡れにした状態を撮影したい場合は別ですが、事前に防水スプレーをかけて衣装を雨から守ることは重要です。
個人的にはこちらの防水スプレーがお勧め。
白いスニーカーにかけておけば、泥汚れもあまりつかない程の効果があるので、普段も靴やバッグなど色々なものに使えます。
撥水効果が高く、濡れても手ではらうようにするとパラパラと雨粒が落ちていきます!
布地・革・スエード・人工革など色々な物に使うことが出来ます。
使用方法は換気した場所で防水スプレー缶をよく振ってから、25cmくらい離して軽く濡れるくらい円を描くようにスプレーするだけ。
スプレー後15分程乾かした方が良いので、撮影予定の前日までにはスプレーしておくと良いですよ。
撥水だけでなく、ほこりや汚れも防ぐ効果があるので雨撮にもってこいです。
使える素材か確かめ、万が一染みになっても問題が少ない場所で確かめ、必ず換気して使いましょうね。
ビニール袋
防水スプレーをして対策を取っていても、靴裏などは汚れますし、大雨の場合はウィッグや衣装などやはり濡れます。
撤収時に荷物を仕舞う為にビニール袋は必須。
また撮影中、近くに置いておく荷物の下にビニール袋を敷いて、更に荷物をビニールに入れておけば濡れることなく安心ですよね。
小さなビニール袋もメイクポーチや小物を入れる時に役立つのですが、大きめのゴミ袋サイズの物が必要になります。多めに用意していきましょう。
大きめのレインコート
ちょうど近くに屋根付きの場所があれば良いのですが、ない場合はただただ雨に濡れてしまいます…。
3人以上での撮影では、1人が被写体、1人がカメラマンさん、1人がカメラマンさんに傘をさす、など役割分担出来ますが、それでも屋根がなければ濡れてしまいます。
暖かい時期で凍えるようなことはなかったとしても、ウィッグが濡れてしまう・メイクが落ちてしまうなんてことは避けたいですよね。
そしてコスプレ撮影では出来る限り手を空けておきたいもの。
その点、フード付きのレインコートがあると便利です。
大きめを選ぶと衣装ごとすっぽりと雨から防げますし、大きめのフードならウィッグも崩すことなく雨を防げます。
2サイズくらい大きい物を選ぶと袖が長いですが、布と違ってほつれてくることもないので、切ってしまえばOK。
セットしたウィッグが崩れることのないよう、被るポンチョタイプは避けた方が良いでしょう。
ウォータープルーフのメイクアイテム
「コスプレ水中撮影のやり方やメイクのコツ」でも紹介しましたが、ウォータープルーフのメイクアイテムやコーディング出来るアイテムを活用しましょう。
アイライナー
メイベリンのウォータープルーフアイライナーはカラーバリエーションが豊富で良いですね。
アイブロウ
メイベリンのアイブロウはカラーが豊富なのですが、コスプレでは色々なカラーにすることが多々あるので、ウォータープルーフアイブロウよりもコーディングの方が使いやすいかもしれません。
ファンデーション
こちらORBISのファンデーションは下地+日焼け止め+お粉+ファンデーションという4in1タイプでウォータープルーフテスト済み。リップコート
唇が荒れやすい人は、事前に保湿して整えておくと良いです。
和傘
コスプレする作品やキャラクターに合う場合に限りますが、せっかくの雨撮ならば和傘を用意するのも良いですね。
和傘が更に雨を引き立ててくれるでしょう。
カメラマンさんを見つける
アイテムではないので迷いましたが、何を揃えても雨撮OKなカメラマンさんがいてくれないと何も始まりませんよね…。
雨の中の撮影はカメラマンさんにとってかなり大変です。
機材が濡れて壊れることのないように、機材用のレインカバーやレンズフードなど色々と用意しなければいけませんし荷物も多い。
そして普通に撮っても雨粒が上手に写らないので技術や工夫が必要なのです。
撮りたくない方にお願いするのはもちろん出来ないので、大前提としてカメラマンさんにも雨撮がしたい!と思ってもらえなければ、実現しません…。
知り合いのカメラマンさんをお誘いする時には、「こんな写真撮ってみたいんですけど…」とイメージ写真など見せて聞いてみると良いですね。
また、知り合いのカメラマンさんで雨撮に興味がある方が見つからなかった場合は、TwitterなどSNSで募集するのも良いでしょう。
実は雨撮したいけど、被写体になるのは大変だろうから誘いづらい…というカメラマンさんも多いと聞きます。
上手くお互いの希望が合う人と出会えると良いですよね。
まとめ
「大変だったけど楽しかった!またやりたい!!」という声が多く、苦労も結果楽しい雨撮!
その魅力はやはり撮れた写真の空気感が雨撮ならではという点ではないでしょうか・
物憂げな・気迫・ロマンス・悲愴・凛々しさなどなど、雨や雨に当たるライトで独特な表現が出来ます。
またスタジオでの水撮影ともまた違う雰囲気が撮れますよね。
寒い季節よりもこれからの梅雨の時期の方が、まだ凍える心配がありません。
今からカメラマンさんを探したり、準備を整えて、コスプレで楽しい雨撮してみませんか!?