『ワールドトリガー』は大勢の魅力的なキャラクターが登場し、SFバトルが繰り広げられる熱い展開の少年漫画です。
アニメ放送だけでなく舞台化もされている人気コンテンツなので、コスプレを楽しみたい人も多いのではないでしょうか。
前編の「ワールドトリガーのコスプレを一挙紹介!押さえておきたいポイントと道具の作り方を解説【前編】」に引き続き、ウィッグを選ぶときに注意したいことやコスプレメイクのポイント、コスチュームについてどこよりも詳しく解説します。
今回はスナイパーライフルやバッグワームなどの道具についても、作るときのポイントをまとめたので自作する前に確認してみましょう。
まずは、嵐山隊、影浦隊、加古隊で活躍するキャラクターごとにコスプレのコツを紹介します。
嵐山隊:嵐山准
ボーダー本部所属、嵐山隊の隊長として活躍する「嵐山准」は、流した前髪と跳ねた毛先が特徴的なヘアスタイルをしています。
ウィッグはブラウンカラーでウルフヘアのものを購入し、ヘアアイロンをつかって外ハネにスタイリングしましょう。
スタイリングに慣れている人は毛先にむかって鳥の羽のように絶妙なボリュームを出すと、より原作に近い髪型が再現できます。
明るい黄緑色のカラーコンタクトを付けて、暗い色の茶髪と色味のバランスを取ってください。
嵐山隊:木虎藍
「木虎藍」のコスプレは前髪をセンターで分けたショートヘアーと、幅の広い二重の再現が重要です。
センター分けの前髪はカット前のウィッグをコームの尖った部分を使って中央から分け、ウィッグジェルとヘアピンで固定しましょう。
ヘアピンで留めた部分の上からサイドの髪で覆い、見えないようにスタイリングをします。
顔サイドの髪も手に残ったジェルを使って、かるく固定すると崩れにくくなるのでおすすめです。
広めの二重幅を再現するときは、ダブルラインを濃く幅広に引いて並行二重を作ってください。
完成した二重の中央部分にパールでハイライトを入れると、まぶたに立体感ができますよ。
影浦隊:影浦雅人
「影浦雅人」は、ボリュームのある髪と鋭い目つきが特徴の男性キャラクターです。
ウィッグはボブほどの長さがあるダークブラウンのものを選びましょう。
ジェルでつんつんと毛束をつくり、スプレーで固めてスタイリングをします。
毛束を何本か作るごとに固めると、ヘアスタイルが失敗しにくいのでおすすめですよ。
眉メイクですが、おおげさにつり上げて描きましょう。
字眉はつぶす加工を施して目立たないようにしてくださいね。
眉潰しについて詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。
すっぴん〜鳳瑛一。こういう衣装の時にはガッツリメイクをしていて欲しいという欲望の現れ。アシストウィッグの眉消しテープを使ってます。 pic.twitter.com/tO8l0jDl4C— 甲斐枝カエ (@kae_megane) […]
カラーコンタクトは発色がいい黄色のものを着用してください。
黄色のカラーコンタクトは金色イメージのカラコンよりもはっきりとした色で黒髪に映えるのでおすすめです。
影浦隊:絵馬ユズル
スナイパーとしてB級影浦隊で活躍する「絵馬ユズル」は、目にかかる長い前髪と伏し目がちの瞳がポイントの少年です。
前髪は中央が長くなっているので、コスプレ撮影のときはうまくスタイリングしてかっこいい雰囲気を作りましょう。
カラーコンタクトは明るい青緑色のものを着用すると、前髪の間から覗いたときに目力がある二次元キャラクターらしさが出ますよ。
伏し目がちの目つきは、アイラインを水平に描いてベースを作ってください。
ダブルラインは二重の幅を太めにとってアイラインに対し水平にメイクするとうまくいきます。
アイメイクのときに、つけまつげは不要です。
ブラウンのアイシャドウでまぶたの影を描いてキャラクターの再現をしますが、メイクが濃すぎるとくどくなるので注意が必要です。
立ち襟風の衣装は、胸が平らでないときれいに映えません。
女性は胸潰しで胸を抑えてコスプレしましょう。
加古隊:加古望
「加古望」のコスプレは、センター分けにしたワンレングスの金髪と涼しげな目元の再現が重要です。
ウィッグは、コームの尖った部分を使ってギザギザにしながらセンター分けにしましょう。
まっすぐの分け目にしないことがポイントです。
ウィッグはコスプレ用のスタイリングしやすい、前髪が長いものを用意してくださいね。
瞳のグレーにパープルが混ざっているカラーコンタクトの装着がベストです。
紫色が混ざることで、隊服との調和がとれてバランスのいい色味になりますよ。
加古隊:黒江双葉
「黒江双葉」は、金髪のツインテールが特徴的な少女キャラクターです。
つり目気味の大きな瞳のメイクは、ロングタイプのつけまつげと赤茶色のカラーコンタクトを使用してください。
眉もアイメイク同様に、ゆるくツリ上げるように描くことでうまくいきます。
13歳のキャラクターなので、アイメイクは必要以上に濃くせずに最低限に抑えましょう。
幼さを強調するメイクを行って、双葉の可愛らしさを引き出してください。
ツインテール部分は、ボリュームがあるウィッグパーツを使うと用意が簡単です。
ウィッグパーツはスタイリングだけでなく持ち運びにも便利なので、とてもおすすめですよ。
コスチュームの隊服は中央の紫部分にテカリがあるものは避けましょう。
色味も薄い紫よりも濃く深い紫色のものがおすすめです。
コスプレに必要な道具を紹介
『ワールドトリガー』には世界観とマッチした様々なアイテムが登場します。
独特なものもあるので、場合によっては自作が必要な場合もあるかもしれませんね。
次はコスプレに必要な道具と、その作り方を紹介します。
弧月
弧月とは攻撃手用トリガーで、いわゆるボーダーの隊員が使う刀のような武器です。
弧月を自作する場合は、ホームセンターで購入できるバインダーや、刀の柄になる分解した剣のおもちゃや短い筒を使用しましょう。
バインダーで刃の部分を作り、好みの柄の部分に差し込むだけです。
バインダーの先端はケガ防止のため、厚紙やPP袋でカバーをするように包んでくださいね。
鞘の部分は方眼紙をそのまま楕円形につぶして、外側をビニールテープで巻くだけで簡単にできます。
ベースが完成したら、カラースプレーやテープでデザインし弧月を作りましょう。
スナイパーライフルや銃
ボード材料や水道パイプを使用することで、スナイパーライフルや銃といったトリガーを作れます。
弾を装填する部分を小さい箱のように作り、水道パイプを接着してスナイパーライフルの土台を作りましょう。
スコープやバレルなどの細かい部分も、原作を確認してから型紙を起こして作るとうまくいきますよ。
接着剤は強度が強いものを使用し、火気に気を付けて換気をしながら制作してください。
既製品よりも時間はかかりますが、小道具の制作もコスプレの醍醐味ですよね。
バッグワーム
隊員が着ているマントのようなコスチュームは、バッグワームというレーダーに映らない特殊装備です。
左襟に対レーダーのワッペンが付いている、カーキ色に近いポンチョのようなデザインです。
作るときは布地にこだわって、つやのないポリエステルを使用しましょう。
全円のポンチョの型紙を用意し、裾が広がるシルエットで自作するとベストです。
ちなみに公式で販売しているバッグワームもポリエステル100%の布地を使用しているので、参考にしてみましょう。
コラム:隊服の衣装やメイクについて参考になるもの
『ワールドトリガー』は舞台化されており、2.5次元としてステージが行われました。
コスプレの衣装について迷った場合は、こちらを参考にするとより世界観が近いものが出来上がる可能性があります。
コスチュームの素材や生地の色味など、高級感のあるリアルな仕上がりになっているので準備の前にチェックしてみましょう。
また、ウィッグやカラーコンタクトの色味だけでなくコスプレメイクの方法に迷った場合も参考になるのでおすすめです。
まとめ
『ワールドトリガー』はキャラクターのコスチュームの色味が落ち着いているため、一歩間違うと地味なコスプレになってしまう可能性があります。
衣装はなるべく高級感のある鮮やかな色の布地を使って、リアル寄りの出来栄えにしましょう。
光沢のある素材でコスチュームを作ることは、安っぽくなってしまうためおすすめしません。
自分のテクニックをフルに使って、よりクオリティの高いコスプレを楽しんでください!