すらりと身長が高い美少年や背が低くてかわいい小学生キャラなど、コスプレするときはキャラクターの特徴をバッチリつかみたいですよね。
魅力的な二次元キャラはたくさんいますが、せっかくなら自分が一番愛してやまないキャラクターのコスプレを完全再現したいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、コスプレをするときに、漫画やアニメのキャラクターの身長を再現することが難しいケースがあります。
「男装したいのに身長が足りない」「2人以上集まると身長差を作り出せない」
そんな悩みを抱えているときの撮影テクニックや、低い身長をカバーするグッズを使った解決法を紹介します。
コスプレのときに身長の悩みを解消するテクニック
コスプレ撮影のときにキャラクターの身長を再現したい場合は、実は様々なテクニックがあります。
すぐに出来る簡単なものから道具を使った本格的な方法まで紹介するので、自分が気になったテクニックを試してみましょう。
自分の身長がコスプレするキャラクターよりも低い場合と、高すぎる場合に分けてくわしく紹介してきます。
身長が低い場合の回避術
男装を考えている女性コスプレイヤーや、高身長のキャラをコスプレしたい人におすすめの方法は、基本的な共通点として全身をカメラに映さないことがあげられます。
また、併せといったグループでコスプレ撮影する場合は出来るだけ全員の身長の比率をキャラクターに近づけることも大切です。
しかし、実際にはそれぞれ自分が好きなキャラクターのコスプレをしたいし、身長の基準だけでメンバーを決めることは難しいですよね。
ここからは身長の悩みを解消するための、写真撮影のテクニックを紹介します。
広角レンズを使ってあおりで撮影
カメラの『広角レンズ』を使って下の位置からあおりで写真撮影をし、高身長に見せるテクニックです。
カメラのレンズを歩くように跨いで、躍動感を出す撮影方法もおすすめですよ。
ビルやタワーなど高い建物が背景にあると、さらに背が高く見えます。
ただし、コスプレするアニメ・漫画作品とは背景の建物が上手くマッチしていないと、ちぐはぐな写真になってしまうので気を付けましょう。
背景を出来るだけ入れない・ぼかす
背景を出来るだけ入れずに撮影したり、背景に強めの『ぼかし』を入れてみましょう。
悩みの種である身長が分かりにくくなればいいので、身長を比べられる物や背景を写真に一緒に映さなければ解決します。
ピントを背景だけぼかして撮影したり、対比されるような人物やものがない場所で撮影する工夫が必要です。
バストショットやアップの写真を撮る
『バストショットや顔の接写』も、コスプレするときの身長の悩みを解決する簡単で手軽にできる撮影方法です。
しかし、背景に人物が写ってしまった場合は不自然になるので、イベント会場では撮影ポイントを吟味しましょう。
布背景や壁を使う
部屋の中で撮影する場合は、『布背景』を上手に使いましょう。
例えば本棚やきれいな模様などが連続プリントされている布背景を使った写真撮影は、身長の低さを隠すのにとてもおすすめの方法です。
また、野外のコスプレイベントで撮影するときは打ちっぱなしのコンクリートやレンガの外壁などを背景に1人だけを写して撮影すると、身長が分かりにくくて雰囲気のある写真が撮れます。
顔付近に小物を持って撮影する
コスプレ写真だからと言って全身を写す必要はありません。顔のアップ撮影なら、身長がキャラクターよりも低くても分かりませんよ。
顔の接写は少し恥ずかしいという人は、手の甲や小物で顔の一部分を隠す方法がおすすめです。
作品モチーフのアクセサリーで顔を少しを隠しても、雰囲気のあるおしゃれな写真が撮れるのでトライしてみましょう。
運動系の作品ならメガホンやスポーツ用品、学校が舞台の青春アニメや漫画なら本をで口元を隠すなど、撮影のときにいろいろな工夫ができることもコスプレの醍醐味ですね。
身長が高い場合の回避術
ここからは、コスプレをするときにキャラクターより身長が高い場合の解決法をお伝えします。
女装を楽しみたい男性レイヤーや幼い年齢のキャラクターを再現したい人におすすめの内容となっているので、確認してみましょう。
座った状態で撮影する
『座った状態』でコスプレ撮影することは、身長を気にせないテクニックの一つです。
椅子に座った状態で撮影したり芝生や地面の上で胡坐をかいて写真を撮ったりすれば、高すぎる身長がそのまま写ることはありません。
ただし、撮影小物は作品とキャラクターに合った物を選びましょう。ドレスのような衣装なのに、椅子がパイプ椅子しかないといった場合には椅子に布を掛けて素材を隠すといった工夫が必要です。
俯瞰で撮影する
カメラのレンズを見上げるかたちで『俯瞰撮影』をすれば、高身長だとわかりにくくなります。
カメラを上部に持ち、身体を少し右か左に斜めに傾けて撮影しましょう。
スマートフォンを使う撮影の場合は、自撮り棒を用意しておくと撮影が楽になります。階段を使って撮影できる場合は上部から撮影してもいいですね。
追加したいテクニックとして、地面に座った状態での俯瞰撮影はさらに身長が分かりにくくなるのでおすすめです。長いスカートで脚を隠してしまえば、さらに可愛らしいイメージになりますよ。
ただし真上から写真を撮ってしまうと、不自然に写りスタイルも悪く見えてしまうので注意してくださいね。
目線を下に持ってくる
かばんや武器などのコスプレ撮影『小物を足元に持ってくる』ことも、高身長に見えにくくなる撮影テクニックです。
腰から屈んだポーズで剣といった武器を持てば、戦っている最中のような写真が撮れますし、少し屈んで女子学生の制服を着てかばんを持ちながら上目遣いをすれば、恋愛アニメのヒロインのような撮影ができますよ。
できるだけ目線を下に持っていくように、コスプレの道具を最大限に活用しましょう。
複数のキャラクターで撮影する場合
複数のキャラクターでグループ撮影する、いわゆる「併せ」の場合はさらに身長差が分かりやすくなってしまいます。
男装の場合は自分と同じ男装レイヤーを集めたり、なるべく身長比の差が少ないキャラクターを担当出来ればいいのですが難しいこともありますよね。
ここからは、併せのときに使える身長の悩みを回避するための撮影テクニックを紹介します。
遠近法を使う
複数のキャラクターで写真を撮るときは、高身長の人は一歩下がったり身長が低い人は前に出たりして、『遠近法』を活用しましょう。
広場や芝生の上で遠近法を上手く使って撮影すれば、壁をバックに横一列で写真を撮るよりも身長の比率が分かりにくくなるのでおすすめですよ。
また、カップルのような写真を撮りたいときは、相手の肩越しに撮影する方法があります。
まるで相手から見たキャラクターのように写るので、推しカップルで撮影したいという人歯チャレンジしてはいかがでしょうか。
階段や坂で撮影する
複数のキャラクターで撮影するときは、『坂道や階段を使って』写真を撮れば身長差が気になりません。
坂道も階段も横ではなく真正面から見た状態で、全身を写すことは避けて写真撮影を行いましょう。キャラクターの配置も工夫を凝らし、身長が低い人は胸を張り身長が高い人は少し屈むといったポーズをとります。
男女カップルの場合を例にすると、男性キャラを後ろに配置し、女性キャラを前方に写せば身長差が上手に出ている写真が撮れますよ。
コスプレにも使えるおすすめシークレットブーツ
どうしても身長が欲しいというコスプレイヤーのために、『シークレットブーツ』を紹介します。
シークレットブーツとは外から見えないよう上げ底になっている靴やブーツのことで、履くだけで身長が高く見えるのでコスプレにおすすめのグッズです。
ただし、初めのうちは歩きなれないことがあるので、転んでしまわないように注意しながら履いてくださいね。とくに、階段や芝生の上でシークレットブーツを履いて歩くことには要注意です。
制服に合うローファータイプ
セーラー服や学ランなど学生のコスプレには、衣装にマッチした『ローファータイプのシークレットシューズ』がおすすめです。
外から見えるヒール部分は3センチですが、見えない部分であるインヒールが4センチあるので、合計で7センチの身長アップが可能です。
シークレットブーツに履きなれていない人にも、歩きやすい高さですよ。
高身長を求める人向けのビジネスシューズ
12センチの身長アップが望める『ビジネスシューズタイプのシークレットブーツ』です。
ベーシックなデザインながら、インソールにはクッションがあり履き心地が良いことが特徴です。
スーツ姿に合うデザインなので、サラリーマンのコスプレをしたい人はいかがでしょうか。
靴のサイズも22.5センチからあるため、かっこいいキャラを完コピしたい男装レイヤーさんにもおすすめですよ。
12センチのほかにも、10センチと8センチのタイプがあるので、自分がコスプレするキャラに合うものを選んでください。
スニーカータイプのシークレットブーツ
ランニングシューズや『スニーカータイプのシークレットブーツ』です。
おしゃれなデザインで、スポーツ系の漫画やストリート系の男性キャラが登場するアニメなどのキャラクターにピッタリですね。
スポーツウェアに合わせても違和感のないデザインながら、身長の悩みを解決できますよ。
靴のサイズは23.5からそろっているため、女性も履ける大きさなのがうれしいですね。
伸縮性と通気性がある素材でできているので、シークレットブーツにしては比較的履きやすいことが特徴です。
シークレットインソールは100均にも売っている
中敷きのように使用する、高身長に見せるシークレットインソールは実は100円ショップでも購入できます。
100円ショップの靴グッズ売り場で販売していますよ。
市販のシークレットブーツよりも低い3センチ程度のヒールですが、脚長効果がありスタイルもよく見せてくれます。
男装レイヤーさんや男性キャラをコスプレする場合には物足りませんが、スカートを履くキャラクターの場合には脚がキレイに細く見えるのでおすすめです。
シークレットインソールはかかとだけのタイプと、靴の中敷きのように使うタイプがありますが、身長を少しでも高くしたい人はかかとだけのタイプを使いましょう。
キャラの身長は完全再現しなくてもOK
ここまで解決法について紹介してきましたが、コスプレのときに漫画やアニメのキャラクターの身長は無理に再現しなくてもいいでしょう。
高身長のキャラを完コピしようと、厚底の靴を履いてもコスプレ会場で転んだり不便に感じてしまうとイベント自体が楽しくなくなってしまいます。
回りにも配慮しつつ、安全に楽しみながらコスプレを満喫したいですよね。
また、併せのときに一人だけキャラクターの身長を完全再現してしまうと、撮影のときに悪目立ちしてしまう可能性も高いです。
ちなみに、総務省統計の国民健康・栄養調査14によると日本の成人男性の平均身長は約171センチです。
しかし、アニメ・漫画によっては171センチの男性キャラクターは、やや低身長と言える作品もあります。
さらに、日本人女性の平均身長は約158センチです。
もし平均身長の女性が10センチヒールのシークレットシューズを履いても、男性の平均身長には届かないことになりますね。
まとめ
コスプレのときに身長で悩んだときは、写真撮影テクニックを駆使したりシークレットブーツを履いたりして克服しましょう。
また、無理をして歩きにくい厚底の靴を履くことはおすすめしません。
歩きなれない靴は事故の原因になってしまいます。コスプレ会場まで持っていくのもかさばりますしね。
身長の完全再現だけにとらわれすぎることは避け、自分の好きなキャラクターのコスプレを楽しんでくださいね!