今やコスプレの必需品となった「ウィッグ」。
昔はとても高価で簡単には手に入れられない品でしたが、今では色々なウィッグメーカーが出来て、2000円台で十分クオリティの高い、安いコスプレウィッグが通販でも入手できるようになりました。
ただ、購入したままのウィッグを被るというのはあまりないですよね。
キャラに合わせて、自分でカットしたりセットをしたりして近付けていく必要があります…。
そしてそのウィッグの加工がキャラクターによってはとても難しいものも!
ウィッグメーカーの中には加工までオーダーしてセット済みのウィッグを買えるところもありますし、美容院でウィッグセットをしてくれるところもあるのですが、一つ一つオーダーすると非常に高価になってしまうので、出来る限り自分でセットなど加工はしたいですよね。
初心者さんはウィッグセットと聞くと難しそうと思うかもしれませんが大丈夫!
ウィッグセットの作り方さえ知っていれば、結構どんなウィッグでも自分で簡単に作れてしまうものです。
ここでは、超次元的なウィッグセットの簡単なアイディア方法をご紹介していきます!
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ウィッグを縫い付ける
いきなりですが、ウィッグは簡単に縫えます!
ウィッグを裏返すと、メッシュのような布が付いていますよね。
その布の部分を縫い合わせれば、2つ以上のウィッグをくっつけることが出来ます!
ブラックジャックのように髪色がツートンカラーのコスプレウィッグは、この方法で作りましょう。
縫い付ける際は、最初はちょっと怖いかもしれませんが、縫い合わせたいところでザクザクとウィッグを切って、ざっくり縫い合わせていけばOKです。
コスプレするキャラの髪型によっては、バンスや前髪ウィッグなど部分ウィッグを使って縫い合わせてもいいです。
また、周りよりも薄い色のメッシュが入っているキャラクターなど、濃い色を薄い色に染めることができない…といった場合も、メッシュ部分の毛束をこのように縫い付ける方法で解決できます。
ウィッグの毛で縫い目は自然に見えなくなるので、そこまで丁寧に縫わなくても大丈夫!
お手入れの時に外れてしまわない程度に縫うだけで問題ありません。
やってみれば、細かい技術があまり必要ないので、初心者さんにもおすすめの簡単ウィッグ加工方法です。
またツートンカラーや色違いでなくても、1つのウィッグでは毛量が足りない場合もこの方法でウィッグの増毛が出来ます。
筆者は以前、ボブの髪型の上に炎のような形で髪が立ち上がっているウィッグを作ったのですが、この時も普通のボブウィッグだけでは毛量が足りなかったため、頭上の炎の分の毛束を縫い付けた上で炎の形に立ち上げる方法でセットしました!
コスプレウィッグのセットには”ドライヤー”を使う!
二次元キャラクターには重力に反して髪が立ち上がっていることも多いですよね!
ああいった髪型のウィッグを作るには、ヘアワックスやヘアスプレーだけではセットが出来ません。
最初は上手くセットしたつもりです、コスプレして撮影などしている最中に崩れてきてしまうのです…。
そんな場合でも簡単にコスプレウィッグをガッツリとセット出来る方法があります。
まずはワックスやジェルを付けてウィッグを理想の形にしましょう。
そしてヘアスプレーでしっかりと固めます。
最後にこの工程がかなり重要!!ドライヤーで熱風をかけるのです!
このやり方でセットすると、重力に逆らったコスプレウィッグもガチガチに固めることが出来ます!
ウィッグセットで髪を固める際にオススメの商品が、アシストウィッグ(公式サイトはこちら)から出ているハードジェル「ツンツンちゃま」&ハードスプレー「カチカチくん」です。
化粧品登録されていて地毛にも使用可能なので、嫌な臭いもせず使いやすいし、ウィッグを別のキャラクターに使いたくなったらシャンプーや柔軟剤で洗えば簡単に落とせます。筆者が画像のウィッグを作ったときは、この商品を使いました。
なお、臭いとか気にしない! ジェルよりももっとお安く大量に使えるものは無いのか!という方には、アラビックヤマトなどの液体のりがオススメです!
ウィッグセットと顔に固定するノリはアラビックヤマト!!
ヤマトでセットするとめっちゃ二次元みたいな束感が簡単に出せるし
顔に固定しても落としやすい!#レイヤーのオススメ商品プレゼン大会 pic.twitter.com/IY970IwJkO— るぅた⭐︎ (@Ruta_cosplay) February 2, 2016
コンビニなどですぐ手に入るので、急遽必要になった時にも気軽に入手できますね。
液体のりも、ドライヤーで乾かせばスプレーと同じようにガチガチに固めることができます。
ただ、作業中のり臭いです!(笑)
完全に固まればそこまで液体のりの臭いは気になりませんし、ジェルやヘアスプレーと同じように洗えば落とすこともできます。
大量の毛を固めたい時は、中に芯を入れる
少量の毛ならジェルや液体のり+ドライヤーの方法で固められるのですが、一か所に大量の毛を固めるとなると、この方法でも崩れやすくなってしまいます。
それでも大量の毛が立ち上がっているように見せたい、そんな時はウィッグの中に芯を入れると良いです!
例えばこちらのウィッグも、炎のような形の部分は中にクリアファイルを丸めて入れています。
クリアファイルは土台のウィッグに縫い付けて固定しました!
そのほか、中華な雰囲気などお団子ヘアのウィッグにしたい場合は、球体型の発泡スチロールを芯にするといいですよ♪
このようなウィッグのセットに使えるクリアファイルや丸い発泡スチロールは、100均にも売っているので安く手に入れることが出来ます。
芯をウィッグに固定して、その周りに毛束を貼ったり、毛を巻きつけたりして、ジェルやスプレーなどで整形したらドライヤーで固定したら完成です!
まとめ
「髪なんて自分で切ったことないし……」「ウィッグセットは無理かも……」と難しく考えずに、コスプレのウィッグ加工は工作!という感覚で取り組めば案外初心者さんでも簡単にできちゃいます★
ウィッグの毛自体のカットも、専用のハサミを使用してもいいですが、筆者は普通にその辺で売っている工作バサミでやってしまっていますよ。
ウィッグは被って位置を調整すれば前髪の長さなどは簡単に調整可能なので、恐れずに大胆に加工するのがオススメです!
コスプレが更に楽しくなるので、ぜひウィッグセットに挑戦してみてくださいね!
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