コスプレが熱い海外事情徹底解説!アメリカ・ヨーロッパ・中華圏

日本発のオタク文化には、海外にもたくさんのファンがいます。

コスプレも同様で、最近では外国人のコスプレイヤーさんが日本に来て活動していたり、海外在住でありながら日本語を勉強してSNSで自分のコスプレ写真を発信しているコスプレイヤーさんも多いです!

そんな海外でも大人気のコスプレ文化。
日本と海外では、何か違いはあるのでしょうか?
海外のコスプレ事情を、国・地域別に見てみましょう!

アメリカ編:コンベンション(展示会)でコスプレをする

-アメリカ編-コンベンション(展示会)でコスプレをする

まずはアメリカです。
アメリカには日本のようなコスプレイベントは無く、「コンベンション(日本語で「展示会」)」と呼ばれるイベントの中で行ないます。
日本で言うAnimeJapan、TGS、ワンフェスのようなイメージですね。
決められたコスプレゾーンは無いため、列形成や囲みが生じることもなく、イベント会場内を歩いているコスプレイヤーさんに声をかけて撮影をさせてもらう形式です。

コスプレに関して何か特化したサービスが無いようで、更衣室も用意されていないとのこと!

皆さん家から着替えてくるか、衣装や装備などが大きくて大変なコスプレイヤーさんは会場近くにホテルを取っている場合が殆どだそうです。
そうなるとお金もかさんでしまって、なかなかコスプレのハードルが高くなってしまいそうですね…!
アメリカでも日本のようなコスプレイベントが根付き、会場に着替えスペースなどが配置されるとコスプレイヤーさんも金銭的に余裕ができいいですね。

また、アメリカの陽気なお国柄なのか、コンベンションでのコスプレはキャラを忠実に再現するというよりも、「GUNDAM」と書いたダンボールを被っただけという敢えて粗く作った衣装を着てギャグにする人や、大道具込みで漫画のワンシーンを再現するような、派手なパフォーマンス要素を入れたコスプレイヤーさんを見て大盛り上がりする場面が多い様子。

日本のコミケにもそういうコスプレイヤーさんが時々いますよね(笑)
アメリカのコンベンション、とっても楽しそうです!!

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中国・台湾・香港編:コスプレイヤーは一般参加者を楽しませてくれる存在!

-中国・台湾・香港編-コスプレイヤーは一般参加でも楽しませてくれる存在!

最近はSNSなどで中国・台湾・香港のコスプレイヤーさんのハイクオリティなコスプレ写真を目にすることもかなり増えましたよね!
中国ではコスプレ文化が非常に盛んなんです。
東京ゲームショウのような大きなイベントが沢山開催されていて、日本企業も多く出展しています。
また、そういったイベントには非常に多くのコスプレイヤーさんも参加されています。

日本ではイベントでコスプレイヤーさんを撮影する時はほとんどの場合コスプレイヤーさん単体で撮影します。
ですが、台湾人コスプレイヤーさんは、台湾のイベントではツーショットを求められることが非常に多いと話しています!
クオリティの高いコスプレ写真を撮りたいというよりも、記念になる写真を撮りたい!という気持ちの参加者さんが多いようですね。

また、コスプレイヤーによるステージショーが多く行われるというのも特徴。
日本でもあるにはありますが、コスプレイヤー人口全体から見ればコスプレショーはそんなにメジャーではないという印象があります。
日本に比べ、海外ではコスプレステージショーはかなりメジャーなようですね!
先程のツーショット文化と合わせて見ると、中国・台湾・香港ではコスプレイヤーはヒーローショーなどのキャラクターのようなイメージで、一般参加のお客さんを楽しませてくれる存在だと思われているようです。

その証拠に、香港のオタク向けイベントではコスプレイヤーは参加料が無料になるとのこと!
日本のコスプレイベントのように写真撮影のみを想定して参加すると戸惑ってしまいそうですが、キャラになりきってお客さんを楽しませたい!というパフォーマー精神豊富なコスプレイヤーさんは中国・台湾・香港のコスプレイベントの趣向が非常に合うと思います。

ロリ系最強の中国人コスプレイヤー六二二同学のインタビュー記事も要チェックです!

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ヨーロッパ編:原作リスペクトレイヤーさんが多い

-ヨーロッパ編-原作リスペクトレイヤーさんが多い

ヨーロッパでもコスプレや日本のアニメは非常に人気です。
フランス・パリで2000年から続くイベント「ジャパン・エキスポ」は、初年度3200人だった来場者数が2019年には25万人にまで上ったとのこと!
20年以上の時を経て、ヨーロッパにもどんどん日本のアニメ・漫画文化が根付いてきているようです。

そんなヨーロッパのコスプレイベントは、ちょっと日本に雰囲気が似ている様子。
原作をリスペクトするコスプレイヤーさんが多く、前述のアメリカや中国のようなパフォーマンス気質というよりは、しっかりと衣装やウィッグでキャラクターを再現するのが好きなコスプレイヤーさんが中心のようです。

また、現在は新型コロナウイルスの影響で世界中の人がマスクをするようになりましたが、それまではヨーロッパではマスクをする文化が全然ありませんでした。
ですが、日本では花粉症や風邪をひいた時など、マスクをするのが普通でしたよね。
そのため、ヨーロッパでは漫画の中に出てくるキャラクターがマスクをしているのを見たりして、マスクは日本の象徴のようなイメージがあるんです!
そのため、ジャパン・エキスポなどでコスプレをしたり浴衣を着たりしている参加者の中には、「日本っぽいから」という理由でマスクを付ける人が以前から多くいたそうです。
何だか不思議ですね(笑)

まとめ

海外でも大規模なオタク向けイベント「アニメ・コンベンション」が急速に広がっていますが、その理由は若者たちの間でコスプレが圧倒的に支持されていることが大きいそうです。
更にコスプレファンの間では、コスプレイベントの場がそのまま友達作り・ファン仲間作りのコミュニティとして機能しているようです!
どの国でもコスプレイヤーやイベント参加者同士の交流が盛んな雰囲気が流れているので、いつか海外のイベントに参加して海外コスプレイヤーさんとお友達になるのも素敵ですね。

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