突然ですが、男性でコスプレに興味があるけど何から始めれば良いのかわからない。そもそもコスプレイヤーには誰でもなれるのか疑問に思っていませんか?
結論・・・
男性の皆様、先ずは疑問に答えます。
答えは誰にでもなれます。
コスプレに興味はあるけれど、最初の一歩を踏み出す事が難しい人。
最近だと女子高生の中ではコスプレをしていない人を探す方が難しいとも耳にします。
それだけ定着してきた趣味であるコスプレ、男性でも興味を持って当然かと思います。
でも、どのように始めたら良いの?漠然と思ってはいるものの準備が大変そうでなかなか最初の一歩を踏み出せずにいるという方も居て当然です。なにせ男性はオシャレに無頓着な人も多い上メイクなんて経験したことが無い人の方が多いことでしょう。
具体的に方法を教えてもらいたい。
こういった疑問にお答えします。
・衣装を用意
・ウィッグを用意
・カラコンを用意
・キャラクターとの顔の違いを学ぶ
・メイクアップを学習
・写真を撮る
・イベントへ行く
・友人を増やす
・本格的な撮影
・写真を加工
・コスプレ作品を発信
自己紹介
初めまして、ふぇあり~ちひろと申します。
私はコスプレを20年以上しております。
アニメやゲームや漫画に触れ、好きになるキャラクターが男性であることが多いです。
好きなキャラクターと同じ服装をしたいという、そんな単純な動機でコスプレを始めました。
今回はコスプレに興味のある男性の方を後押し出来るような記事にしたいと思い、記事作成は未経験ですがやってみることに致しました。
コスプレするキャラクターを決めよう
コスプレをするキャラクターは大切ですね。
なんと言っても、愛情の注ぎ方が違うのですから。
好きなキャラクターになりきるも良し、設定上好きなキャラクターの隣に並べるキャラクターになりきるも良し。そんな二人を見守る立ち位置のキャラクターになりきるも良し。
女装だって男装だって関係ありません、貴方が愛情を注げるのなら些細な問題です。
私の場合ですと可愛らしい少年キャラクターをすることが多いです、自分が好きだからです。
可愛らしい少年キャラクターはやはり女性がしたほうが似合いますが、似合うかどうかではなく自分がしたいキャラクターをコスプレするほうがやはり楽しいのでおすすめしたいです。
しかし似合わないキャラクターをコスプレして反論が気になるという意見も理解出来ます。
だからこそ、趣味なのです。貴方はコスプレで有名になりたいのですか?お金を稼ぐプロになりたいのでしょうか?そうでない場合、自分が楽しめなくては趣味とは言えません。
衣装を購入してみよう
衣装の自作派や購入派は別れるところです。既製品改造などコスパ重視の人も多く居ますが、大きくは自作と購入で別れる事が多いようです。
今回はお手軽に用意出来る購入について解説致します。
コスプレ衣装を購入する際に私が最も重要視しているのは再現性の高さです。
しかしながら再現性を追求してゆけば金額は跳ね上がってしまいます。
そのため私が決めている基準額としては12,000円です。
一着12,000円は高額とお思いの方も多いかと思います、確かに普段着にしている私服では一着あたり12,000円もかけられないのが殆どの場合ですよね、しかし趣味ですからそこは仕方ないと思って諦めて頂けると幸いです。
昔は150,000円だなんて金額が飛び交っていた時代もありました。
現代では海外製業者やアマゾン、中古衣装の取扱業者も増えた事で手に入りやすくなりました。
中には数万円かけて再現度の高い衣装を用意したり、自身で衣装を手直しするコスプレイヤーさんも多く居ます、やはり好きなキャラクターだからこそ拘りたい気持ちもわかります。
だからこそ予算内でしっかりと選ぶ事が大切です。
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ウィッグを用意しよう
ウィッグを用意するにおいて加工用ウィッグを購入し自身でカットするか、既にキャラクター用にカット済みのウィッグを購入するなどの選択肢があります。
多くの種類とカラー展開があるため色選びでは悩むことでしょう。
ウィッグは暗いところではどのような色合いになるか、明るいところではどのような色合いになるか、それを想像しながらやりたいキャラクターを確認してみると選びやすいです。
しかし、男性と女性では大きく頭囲が異なります。
一般的な女性の顔に合わせてカットされたウィッグを男性が被るととても長さが合わず後悔される事でしょう。
私もウィッグを用意する際にはもともとカット済みのキャラクターウィッグを購入していました。しかし自分の顔には全く似合わず後悔しました。
次に女性のコスプレイヤーさんにウィッグを制作してもらいましたがやはり自分の顔には合わず後悔し、加工用ウィッグを自身でカットしてみたところ、3つ制作した段階で納得のいく物が出来上がったため恐れずにもっと早く自身でカットするべきであったと思っております。
ウィッグをカットするにはウィッグカット用のハサミや梳きバサミを用います。
合成繊維ですから通常のハサミでカットするとハサミがあっという間に使えなくなってしまいます。ウィッグメーカーの公式通販で用意されていることも多いため送料無料にする金額差を埋めるにもウィッグ購入の際に合わせてお求めになることをおすすめします。
しかし自身でウィッグを加工するのは自信が無いという意見も理解できます。
ウィッグ加工を依頼すればしてくれる美容室などもありますので、近所の美容室へ問合せしてみるのも良いかと思います。
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カラコンを購入しよう
自身がしたいと思うキャラクターは先程決めていただいたかと思いますが、そのキャラクターの瞳に近い色を選ぶと良いでしょう。
しかし先程のウィッグと同様にカラコンも暗い場所と明るい場所では大きく印象が違います。その事を念頭に置き、自信がやりたいキャラクターを確認してみると良いでしょう。
カラコンの大きさについてですが、男性は二次元のキャラクターや女性に比べ口や鼻などのパーツが大きい事が一般的です。しかし人間の構造上の問題で瞳(黒目)の大きさは実はあまり変わらないです。そこでカラコンを選ぶ際にはやや大きめの物を選択すると良いです。目安としては着色直径13.5mm以上であれば瞳を大きく表現出来ることでしょう。
私は目が小さいと幼少期より言われてきたため、カラコンはやや大きめな物を選んでいます。
カラコンメーカーは今やかなりの選択肢があり迷うことでしょう。
ですが、瞳はキャラクターの印象を左右する大切な部分ですので、慎重に選ぶことをおすすめします。
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自分とキャラクターの顔の違いを研究しよう
続いて自分とキャラクターとの顔の違いを研究しましょう。
この工程が無い人はコスプレを長年していてもクオリティが向上しないと悩んでいるベテランコスプレイヤーにも多い部分です。
それもその筈、よほどのナルシスト出ない限り頻繁に鏡をみて生活している日本人は多くありません。
では、なぜ鏡を見る必要があるのか?
貴方がコスプレしたいと思ったキャラクターはどのように笑いますか?
貴方は同じ口角の上げ方で笑えてますか?
また、キャラクターの唇は上を向いていますか下を向いていますか?
同じ方向へ貴方も唇を向けて見ましょう。
そうしてキャラクターらしさを学ぶ事で写真を撮る際にクオリティが大きく向上します。
メイクをしよう
男性にとって最も経験の少ないメイクアップについて解説をします。
より詳しい解説は別記事でまとめようと思いますので、ここでは基本的な事を書きます。
化粧下地
下地はファンデーションなどのノリを良くしたり肌色を整える目的で使用します、また下地を先に使用している事でコスプレ後にメイクを落とす際にも便利になります。
ファンデーション
ファンデーションはキャラクターに近づくために色味を吟味する必要がありますが、最近のコスプレイヤーによく多いパターンとしては複数色のリキッドファンデーションを混ぜて理想の色味に調整して使用しているという事です。
シャドウ・ハイライト
眉毛上と鼻筋を含めた所謂Tゾーンと呼ばれる部分にハイライトを載せましょう。
日本人男性の顔は案外凹凸が多いですので、最も突き出しているように見せたいTゾーンはハイライトで区別化します。
また、そのTゾーンから影になると予想出来る場所にシャドウを載せます。
さらに涙袋下や唇の下や顎など、ハイライトを載せていない箇所でも影を作りたい場所へもシャドウを載せます。
アイブロウ(眉毛)
眉毛はアイブロウというコスメを用いて書きます。
眉毛だけであれば案外、男性でも使用している人は多いですね。
ペンシルタイプやリキッドタイプ、繰り出しやパウダーなど様々なタイプが販売されているので自身が使いやすい物を探すと良いでしょう。
アイシャドウ
ここが男性が最も苦戦する部分かと思います。下地もファンデーションもシャドウとハイライトも言ってしまえば肌に載せるだけ。
アイメイクはそうはいかないため苦戦することになるでしょう。
しかしながら一個の商品に複数の色が入っていて番号が振られている商品なんかもあり、その番号順にまぶたへ載せると成功しやすいという商品なんかも最近では多く販売されているため、一度ドラッグストアの化粧品コーナーなんかへ足を運んでみるのも良いでしょう。
※メイクを落とす際には当然ですがメイク落としが必要となりますので、ドラッグストアへ立ち寄った際には忘れず購入すると良いでしょう。
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前項のキャラクターの顔を研究する際に、自分の顔をよく観察して気づいた方も多いかと思いますが、実は骨格や各パーツの位置が二次元のキャラクターと大きく異なります。
例えば頬の最も出ている部分。ここは明るい色を載せると非常に強調されてしまうためあえて暗めのチークなんかをのせたりすると良いでしょう。
こうした工夫がコスプレをしていて数ヶ月の間に見えてくると思いますので、その都度に自身のメイクアップの腕をアップデートしていくと良いでしょう。
大好きなキャラクターのコスプレをすることで、やはり自分とキャラクターの顔の違いについてよく気づくと思います、メイクアップの腕を磨いてスキルを向上しましょう。
男性向けコスプレメイクアップについても詳しく解説した記事をまた別で書きたいと思います。
コスプレメイクアップについて記事を読んでもやはりわからないという人も居ることでしょう、コスプレメイクアップについて講習などをしてくれるコスプレ専門の企業や団体もあるかと思いますので、近くに無いか探してみると良いでしょう。
企業や団体は元コスプレイヤーや現役コスプレイヤーが経営していたりする事も多いためコスプレを始める第一歩については安心して受けられそうですね。
写真を撮ってみよう
ここでは自身でスマホで撮影するだけです。
昨今のスマートフォンは進化しており、インカメラで先ずは撮影してみましょう。
その際にどう見えるかを良く観察しましょう。
眉毛はもう少し下だったか?
口元はキャラクターに寄せた形に出来ているか?
シャドウを塗る範囲は適切だったか?
よく確認して次に活かしてみましょう。
また、コスプレをした状態でストリーミング配信をしてみるのも大いに有りでしょう。
視聴者から思わぬヒントを貰える事も多くあり参考になります。
私もツイキャスという配信サイトを使って視聴者とメイクアップについてよくお話しをしていました。
ただ、自撮りをしたり顔を出してインターネット上でストリーミング配信をすることは抵抗があるという意見ももちろんありますし私自身も理解できます。
しかし、自撮りは後から見直せますし、配信は録画が残りますから自分のコスプレした状態での様々な角度が見えるため次へ活かす良い勉強になります。
イベントへ行ってみよう
次に、最寄りのコスプレイベントへ参加してみましょう。
事前にSNSで同じイベントへ参加する人を見つけたら積極的に挨拶をしてみましょう。
同じ作品のキャラクターを当日コスプレされる人であれば、当日のイベントで出くわした際に話しかけてもらえ一緒に撮影したり交流をもったりすることもあるでしょう。
もちろん勇気をだして自分から交流することも忘れずに。
コスプレイベントは専門の団体が開催している事が多く、その場合は同人即売会なども併設開催されている事が一般的です。そういった場合は同人作家さんなどのクリエイターさんへ迷惑をかけないよう気をつける事がマナーです。
テンションがあがって同人サークルさんのスペースの近くではしゃいだりしては一気に嫌われ者です。
また、最近では自治体や商店街がコスプレイベントを主催することもあります、その際にはコスプレをしない一般の方もいますのでコスプレイヤーはマナーのなっていない存在だと思われないようイベント主催側が定めたマナーを守りコスプレを楽しみましょう。
友人を増やしましょう
コスプレイベントの帰りには仲良くなったコスプレイヤーさんとアフターと呼ばれる複数人で食事へ出向く文化があります。
夜の飲み屋で行くアフターとは趣旨が違いますのでお気をつけて。
多くのアフターは低価格帯のファミレスなどで食事をしながら、作品について語り合ったり当日撮影した写真をどのようにシェアするかを話し合います。
支払いは割り勘や個別会計が多いです。
また、帰宅後はイベントで交流を持ったコスプレイヤーさんとSNS上でさらに交流を持ちましょう。
話しかけてもらえたコスプレイヤーさんへ後日ご挨拶をすることも忘れずに。
コスプレをしなくなっても関わりを持つ友人も多く出来るでしょう。
あくまで、友人であってフォロワー=ファンと勘違いしないよう気をつけましょう。
本格的な撮影をしましょう
交流を持ったコスプレイヤーさんからロケやスタジオで併せ撮影をする旨のお誘いが来ることが多いです。
その際には是非キャラクターらしい仕草やポージングなんかも研究しておきましょう。
仕草やポージングについてはまた別の記事でまとめさせて頂きます。
※併せとは同じ作品に登場するキャラクターのコスプレイヤーを集めて撮影する企画の事
(コスプレをするうえで本当に大切な存在であるカメラマンさん。 本当は全てに敬称をつけてお呼びしたいのですが、見やすさの観点から敬称を省くことをお許しください。) コスプレ活動をする上で必要不可欠な存在であるカメラマン。 スタジオ撮[…]
写真を加工してみましょう
イベントで撮影してもらった写真や、ロケやスタジオへ行ったのであればその際に撮影してくれたコスプレカメラマンが、撮影したデータをSNSのDMや個人的な連絡手段で渡して来る場合が多くあります。一般的には一ヶ月前後で受け取れます。
受け取った撮影データを見ると自分とキャラクターとの違いに驚く事も多くあります。
最近ではスマートフォンで高性能な加工を施せるアプリなんかが溢れていますので、自分とキャラクターの異なる部分を加工してみましょう。
パソコンをお持ちでしたらフォトショップなどの写真加工ソフトウェアを試してみるのも良いです。
多くのコスプレイヤーは肌を綺麗にする加工と、歪みツールという機能で輪郭やパーツの位置を調整します。
※コスプレを主に無償撮影するアマチュアカメラマンをコスプレカメラマンと表現しています。
コスプレイヤーの皆さんは、写真を撮影した時に顔を加工していますか? 一般的によく使われている「加工」は、「レタッチ」とも言いますが、今ではスマートフォンでも色んな人物写真の加工アプリが出ていて、誰でも簡単に出来るようになりました。 […]
出来上がった作品を発信してみよう
同人界隈では、一緒に写っているコスプレイヤーさんや撮影してくれたコスプレカメラマンの方に許可を取り、加工まで済ませたものを作品と呼びます。
せっかく大変な思いをして完成させた作品ですので、自身のSNSへアップロードしてみましょう。
ただ、SNSは誰もが見れる公共の場です。従って、コスプレ作品を嫌う人も一定層存在します。そういった人たちが画像を拡大表示してしまわないよう、コスプレであることを記載しましょう。
他人が不快な気持ちにならないように配慮することもSNSを楽しむマナーの一つです。
コスプレを始めて、TwitterなどのSNSにコスプレイヤーとしてのアカウントを作る人は多いと思います。 が、SNSは使い方を間違うと危険な目や不快な目に遭ってしまうこともあります。 「コスプレを始めたばかりでフォロワー数も少ない私[…]
しかしコスプレは原作ありきでの同人活動であることをお忘れなく、コスプレ作品を販売なんてしてはなりません、あくまで頒布です。
このあたりについては他の方が詳しく解説した記事も多くあるかと思いますので詳しくは調べてみると良いです。
皆さんはTwitterにコスプレ写真を載せるとき、どんな風に載せていますか? そのとき載せたい写真を載せたいだけ、枚数も関係無く載せたりしていませんか? 実はそれ、とっても勿体ないことなんです! そのように画像のサイズなどを気にせずア[…]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分にも出来そう、やってみようかな。と思って頂けたなら幸いです。
長い記事になってしまいましたが、
・必要なものを準備する
・メイクを練習する
・楽しむ
コスプレは大変そうでやってみると案外シンプルで、そして楽しいです。
男性でも短期間でメイクアップが出来るようになりますし、何よりキャラクターになりきって写真撮影をする事がとても楽しいと感じられるはずです。
コスプレイヤーを続けていると次第にファンが現れるはずです。
私の周りの男性コスプレイヤーにも多くの人がファンと交流を持ったり、ファンと結婚する人も多く居ますし、ファンに支えられコスプレをお仕事とするプロコスプレイヤーになったりと、コスプレをきっかけに人生が大きく好転する事もよく見られます。
各項をより詳しく解説した記事も別に制作したいと思いますので、是非これからコスプレイヤーになろうと考えている男性の皆様の楽しいコスプレライフになりますよう期待してます。